【看護国試】第95回 指定介護療養型医療施設(療養病床)で正しいのはどれか。

みなさん、こんにちは。
今日はインドネシア人看護師さんからのメッセージがあります。

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お元気でしょうか。いつも元気で、頑張っていることを祈っています。
仕事はどうでしょうか、あいかわらず忙しいですか。病院は週末、祝日でも、やることは毎日同じようにたくさんありますからね。しかし、同じといっても、患者さんの状態とか、職員の人数により忙しさが少し違いますよね。日本では医療福祉に関係する人(特に看護師、介護職員)が不足であるとのことを皆さんは知っていますよね。だから私達が日本にくることになりました。毎年国家試験を受けている方はたくさんいますけど、なぜ足りないでしょうかね。本当に足りないのかなと、私も思ったことがありました。しかし、こうして看護師になり現場では、本当に足りないことを感じています。例ですが、私の病棟では52人患者が入院していますが、ケアする看護師数は4人、介護士(看護助手)は1人です。ほぼ毎日その状態ですが、介護職員が不在の時もあります。入院患者がいましたら、息つく暇もないほどの忙しさです。日本でも、看護師になる方は女性が多いので、結婚したり、子育てや親をケアしたりという理由で仕事をやめる人が多いです。ですので、みなさんが、合格することは、自分自身の為にだけではなく、患者さんや病院の職員の為にもなりますので本当に頑張って欲しいです。季節が変わって、生活や勉強の為にはとてもよい環境ですので、頑張りましょう。

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それでは金曜の問題の答から

問題 指定介護療養型医療施設(療養病床)で正しいのはどれか。
1 長期療養が必要と認められる要支援者を対象とする。
2 看護職員数の基準は常勤換算方法で入院患者6人に1人以上である。
3 介護支援専門員は入院患者100人に3人以上を配置する。
4 病室の病床数は6床以下とする。

第95回看護師国家試験 午前問題114

解答 2
解説
1.(×)長期療養が必要と認められる要支援者を対象とする。
要支援は施設サービスの対象外である。要介護の人だけ入所できる。
2.(○)看護職員数の基準は常勤換算方法で入院患者6人に1人以上である。
療養病棟での看護職員数の基準は入院患者6人に1人以上である。
3. (×) 介護支援専門員は入院患者100人に3人以上を配置する。
介護支援専門員は入院患者100人に1人以上である。患者が101人であれば2人の介護支援専門員が必要。
4. (×) 病室の病床数は6床以下とする。
設備基準によって病室の病床数は4床以下である。

今日は認知症対応型共同生活介護の話です。
認知症対応型共同生活介護グループホームという呼び方で定着しています。
地域密着サービスです。
認知症の利用者を対象にした専門的なケアを提供するサービスです。利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、家庭的な環境と地域住民との交流の下で、食事や入浴などの日常生活上の支援や、機能訓練などのサービスを受けます。 役割を持ちみんなと協力し合う事で、症状の進行を遅らせます。
グループホームでは、1つの共同生活住居に5~9人の少人数の利用者が、介護スタッフとともに共同生活を送ります。↓

http://www.gh-okinawa.com/grouphome.html外部リンク

・要支援2の人から入所可能です。要支援1の人は利用できません。
・地域密着型サービスです。原則として住んでいる地域の住民しか利用できません。
・1ユニット9人までの少人数で過ごします。
認知症の専門医の診断書が必要です。
・看護師の配置は必要ありません。しかし、「医療連携」という形で、訪問看護師と連携して健康管理をしてもらっている施設が多いです。

女性の利用者は料理や洗濯物を干したり、家事をします。男性は庭の草を取ったり一緒に洗濯物をたたんだり…。ご自分の部屋にいらしたり、フロアで皆で話をしたり、ご自分のペースで過ごします。職員はそれに寄り添いながら、出来る能力を発揮できるような声掛けなどをしています。
最近は身体機能が落ちて寝たきりの利用者を介護することも増えています。急性期の医療を必要としない人の看取りをすることもよくあります。
では、ここで問題です。

問題 認知症対応型共同生活介護認知症高齢者グループホーム)で正しいのはどれか。
1 20名の生活単位を基本とする。
2 家族・知人の来訪は自由である。
3 市町村の措置によって入居する。
4 介護保険制度における施設系サービスである。

第98回看護師国家試験 午前問題72

本日はここまで。答は明日。