【看護国試】第95回 水欠乏性脱水で低下するのはどれか。

みなさん、こんにちは。
今日はフィリピン人看護師さんからのメッセージがあります。

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みなさんこんにちは、お元気ですか?だいぶ過ごしやすい気候になってきました。しかし、この時期は寒暖差がはげしくなる季節でもあります。私は夜寝ているときにふと気がついたら何もかけておらず、体が冷たくなっている…なんてことが多く、翌日は肩や腰が重くなります。そのため今フィリピンでも流行っている「温活(おんかつ)」を意識するようになりました。方法は紅茶とウコン(turmeric)をほんの少しずつ急須に入れて飲みます。するとあら、不思議!冷えた体が1分たたずにぽかぽかしてきて、この時期には続けて2杯飲むとじんわり汗ばんできます。もうひとつは足湯です。温めのお湯にアロマを垂らして、足を入れてリラックス!足のむくみもよくなり、足がかるくなります。あとは500mlのペットボトルに熱めのお湯を満杯に入れて、ふたをします。それを肩や腰の下に入れると(ペットボトルの上に寝る状態)じわじわと温まり、肩や腰が軽くなるそうです。ペットボトルはある程度強度のあるものがいいと思います。破れたりすることがないように気をつけてね。それらをやると体調がよくなるそうです。身体の調子がよくなるとなにをするにも効率がいいので週に1度は温活の時間を作ってみてね。本格的に寒くなる前に一度温活して学習に取り組んでみてください。この他にもいろいろな温活があるようなので、自分に合った方法を見つけてみてください。

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先週の問題の答から

問題 水欠乏性脱水で低下するのはどれか。
1. 尿 量
2. 尿比重
3. 血漿浸透圧
4. 血清ナトリウム値

第95回 看護師国家試験 午前問題12

昨日の解答解説
解答 1
解説
1.(○)尿 量
細胞外液量が欠乏すると、腎前性乏尿が生じ、体液量が低下し、尿量は低下する。
2.(×)尿比重
尿は濃縮され、尿比重は上昇する。
3. (×) 血漿浸透圧
水分が多く失われ、細胞外液の浸透圧が上昇する。
4. (×) 血清ナトリウム値
水の喪失がナトリウムの喪失を上回っている状態で、血清ナトリウム値は上昇する。


今日は骨粗鬆症です。いわゆる「骨がスカスカ」ということです。
洋式便器に座っただけでも、くしゃみをしただけでも骨折することがあります。
骨粗鬆症になる人の割合は年齢が高くなるほど上がり、50歳以上の女性の3人に1人が骨粗鬆症にかかっています。
骨は、骨を壊す「骨吸収」と、骨をつくる「骨形成」がサイクルをつくって新陳代謝し、常につくり替えられています。
女性ホルモン(エストロゲン)には、この新陳代謝のバランスを保つ働きがあります。女性は、閉経するとエストロゲンの分泌量が低下します。エストロゲンが減ると、骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨形成のスピードより骨吸収のスピードが上回って、骨密度が低下します。骨密度が低くなって骨の強度が低下した状態が骨粗鬆症なのです。

骨粗鬆症の治療には、食事療法、運動療法薬物療法があります。
・食事療法;骨を強くするために、栄養バランスの良い食事を心がけます。特に骨の強化に欠かせないカルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどは、気をつけて摂取したいです。
運動療法;骨密度を増加させたり筋力を増加させることが期待できます。骨密度は運動することで増加します。
薬物療法;骨折リスクを低下させる薬があります。
これらの治療をできるだけ早く始め、継続することが、将来の骨折・寝たきりを防ぐために大切なポイントとなります。
では問題です。

問題 骨粗鬆症の高齢女性に対する日常生活の指導で正しいのはどれか。
1. ビタミンCを多く含んだ食品を摂る。
2. 前傾姿勢で歩く。
3. やわらかいベッドで寝る。
4. 筋力を増強する運動をする。

第94回看護師国家試験 午前問題116

本日はここまで。また、明日。