【看護国試】第101回 在宅療養者に初回訪問を行う際の訪問看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

みなさん、こんにちは。
今日はベトナム人看護師さんからのメッセージがあります。

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みなさん、おはようございます。今日のお目覚めはいかがですか?
ところで、みなさんは毎朝どうやって起きていますか?習慣で自然に目覚めますか?携帯のアラームで起きていますか?誰かに起こされて起きていますか?
おそらく携帯のアラームで起きる人が多いでしょうね。この時期は二度寝、三度寝をしちゃうことがありますが、大丈夫ですか?私の場合は時々いつもより早めに起きようとアラームをセットしても内心でまだ余裕があることに気づき、安心して二度寝してしまう事が少なくないです。やはり自分で自分を騙せないですね。早起きすれば一日の時間も長く、やることもたくさんできます。特に試験勉強中のみなさんにとっては「時は金なり」ですから、誰か早起きの技があればぜひシェアしてくださいね。今日も一日頑張りましょう。

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では、昨日の問題の答から

問題 在宅療養者に初回訪問を行う際の訪問看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1. 療養者と契約書を取り交わす。
2. 緊急時の連絡方法を確認する。
3. 初回訪問前の情報収集は行わない。
4. 病院で指導された介護方法は変更しない。
5. 初回訪問日は療養者に医療的な問題が起きてから決める。

第101回 看護師国家試験 午後問題86

解答 1.2
解説
1.(〇) 療養者と契約書を取り交わす。→ 訪問看護を開始する際には契約書・重要事項説明書等にサイン等が必要である。
2.(〇) 緊急時の連絡方法を確認する。→ 初回訪問時に確認しておく重要事項である。
3.(×) 初回訪問前の情報収集は行わない。→ 事前にケアマネジャーや主治医からの情報提供書によって情報を把握すると短時間でも必要な情報が得られアセスメントに活用できる。
4.(×)病院で指導された介護方法は変更しない。→ 在宅療養では、本人や家族の希望を尊重した介護方法が中心となる。病院での介護方法を在宅用にアレンジしたり用具を工夫することもある。
5.(×) 初回訪問日は療養者に医療的な問題が起きてから決める。→ 初回訪問日は本人・家族と連絡をとり、医療的問題が生じる前に訪問して状況を把握しておくことが重要である。

今日は退院調整、看護の継続についてです。

在宅の利用者が入院しました。そして急性期の治療が終了し、退院します。
入院から在宅がスムースに移行できるように、私たちは入院している病院にカンファレンスに行きます。介護保険でも、この連携は評価されています。退院時共同指導加算という形で加算がつきます。
病院、診療所又は介護老人保健施設に入院中又は入所中の者が退院又は退所する時に、訪問看護ステーションの看護師等が退院時共同指導…つまり引継ぎやカンファレンス…をします。退院後、初回の訪問看護を実施した場合に、加算を算定できる、というものです。
加算があるということは、それが必要であり、やって下さいね!ということです。

医療保険でも「退院支援指導」や「共同指導加算」があります。

患者さんの立場になったら、やはり入院中の医療や看護が、医療従事者できちんと話し合われ、継続してくれれば安心です。自分が退院後、訪問看護師さんに「入院中はこういう医療を受けてこういう処置をして、看護師さんからはこうするように言われました」なんて言うのは大変ですもんね。

「在宅で病院と同じように行うのは難しい」「家族がセルフケアできない」という投げなけを訪問看護師から行うことがあります。病棟看護師もそれを受けて「では退院までにこれを変更して家族に指導しますね」というような連携がスムースに出来て、とても助かります。

本日の問題です。

問題 自宅への退院が予定されている全介助が必要な95歳の女性。70歳の娘と2人暮らし。退院前のカンファレンスに訪問看護師が参加した。訪問看護師が行うのはどれか。
1. 要介護認定の申請
2. 介護用ベッドの購入
3. かかりつけ医の決定
4. 介護力の査定

第96回看護師国家試験 午前問題65

本日はここまで。 また、明日。