【看護国試】第102回 Ａさんは「娘との生活を続けるために私も頑張らなくてはいけないと思っている」という。訪問看護師のＡさんへの対応で適切なのはどれか。
みなさん、こんにちは。
今日はフィリピン人看護師さんからのメッセージがあります。
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みなさん、こんにちは。お元気ですか？最近は昼と夜の寒暖差が大きくなって来ましたね。そんな気温差により各地で紅葉が見頃を迎えているそうです。紅葉している木々を見ているだけで、とても癒される気持ちになることはありませんか？実は黄色や赤い色を目に焼き付けることで、心が癒される効果があるのだそうです。その理由とは、もともと人間に備わっている（そなわっている：prepare）本能（ほんのう：instinct）によるものなんです。黄色や赤い色は食べ物が熟した色として脳が判断しやすくなり、色そのもの自体が脳に良いイメージを与えているとのこと。そのため紅葉を見た時に、良く熟した果実を見たように、心が満されやすくなるのです。紅葉の名所に行くのもとても楽しいですが、近くの公園などでも、紅葉する木々は以外と身近にあるものです。通勤途中や休みの日に散歩するなどでも、手軽に行けるお気に入りのスポットが見つかるかもしれません。ぜひこの時期ならではの癒しを感じてみてくださいね。そして仕事と勉強も頑張りましょう。
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では、今日の問題を見ていきましょう。
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問3 Ａさんは「娘との生活を続けるために私も頑張らなくてはいけないと思っている」という。 第102回看護師国家試験 午前問題106～108 |
この人は「訪問看護のみ」を利用しているんでしたね。↓
| Ａさん（48歳 女性）は重症筋無力症を5年前に発症し、初期から副腎ステロイドの内服を受けて、自宅で生活している。現在は眼瞼下垂、複視及び上下肢の筋力低下がある。日中は時間をかければ身の回りのことはできている。月1回の外来受診は強い疲労を伴う。夫とは離婚し、高校生の長女と２人で暮らしている。また、訪問サービスは訪問看護のみを利用している。 |
「訪問看護のみ」は「訪問看護だけ」という意味です。
「訪問看護」というのは看護師が訪問して、身体の状況をチェックしたりしますが、掃除、洗濯、家事などは行いません。ホームヘルパーさんはそれらをしてくれます。
病気は進行性なので、Ａさんがつらくなってきたらホームヘルパーさんを雇う必要があるかもしれません。
よって答は「４」です。
答がわかったからといって、終わりではないです。ほかの答がなんで間違っているのかを考えてみてください。
「１」 はＡさんの気持ちを十分に受け止めているでしょうか。
「娘との生活を続けるために私も頑張らなくてはいけないと思っている」というＡさんの気持ちに対して、「Ａさんはそのように思っていらっしゃるのですね」「Ａさんは今までも頑張って来ましたよ」「（うなづく）」など、Ａさんの気持ちを傾聴し、気持ちをしっかり受け止めたほうがいいです。
みなさんも「国家試験を頑張りたいと思っている」といった時に「あなたの頑張り次第です」といったら、共感をしてもらってないように思うでしょう？えッ、そのことば、誰かに言われたことがあると？
「２」 は娘に介護してもらうかどうか、決めるのはＡさんと娘さんです。訪問看護師がいうことで
はないです。
「３」 はこれも「２」と同様です。
ということで答は「４」。今できるアイデアを伝えてあげるとＡさんの考えが広がると思います。
では、また明日。がんばって。
