【看護国試】第104回 体温を調整しているのはどれか。

みなさん、こんにちは。
今日はインドネシア人看護師さんからのメッセージがあります。

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みなさん、こんにちは。
最近、ちょっと寒すぎませんかね。夜寝る時にも必ず暖房(だんぼう)が、必要となりますね。しかし、うちの子供たちはいくら寒くても、「寒くないよ」と普通に走ったり、遊んだりして寒さに平気なようです。子供って不思議ですね。とても元気です。
さて、勉強は進んでいますか。もう少し時間がありますので、頑張りましょうね。
すでに自分の足りない部分もだいたいわかっているし、勉強方法も知っていると思いますが、大事なことは勉強しているか、していないかだと思います。ひとつ、みなさんに心にとめてほしいことは、日本では看護師不足であることが確かなですが、みなさん自身にとってもこの仕事が必要です。なので、今、看護助手として働いていることの文句ばかりではなく、自分も頑張らないといけないです。
国家試験までの時間が短くなってきますので、今後は Study hardではなく、Study smartの方がよいでしょうか。意味はポイントだけしっかり覚えていくということです。Study hardにすると、頑張りし過ぎて体調が悪くなって、勉強ができなくなったら大変なことになります。
寒いので、食欲も増えると思いますので、体重に気をつけてください。

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では、昨日の問題の答から

問題 体温を調整しているのはどれか。
1 橋
2 小脳
3 中脳
4 視床下部

第104回 看護師国家試験 午後問題11

答は「4 視床下部」です。
同じような問題も出ています。

問題 体温調整中枢はどれか。
1 延髄
2 視床下部
3 小脳
4 橋

第93回 看護師国家試験 問題10

これも答は「2 視床下部」です。
国家試験には同じような問題はでますが、同じ問題は出ないので、注意です。
また、これを機会に脳の部分をしっかり日本語で覚えてしまいましょう。↓

https://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/005.html外部リンク

それから読み方もしっかり覚えましょう。
橋(きょう)、延髄(えんずい)視床下部(ししょうかぶ)
これでわかりましたね。国家試験の点数が増えるような気がします。

では、今日は免疫のことをやります。
空気中にはたくさんの細菌やウイルスがありますが、私たちは簡単に感染しません。
なぜなら身体の中に免疫(めんえき)があるからです。
例えば、手に細菌がついても手から直接感染することはありません。それは皮膚に常在菌があり、それらをブロックしてくれます。それを自然免疫(しぜんめんえき)といいます。
また、私たちの身体の中には「抗体(こうたい)」と呼ばれるものがあります。
抗体は病原体にくっついて、病気を発症しないようにしてくれます。
これは獲得免疫(かくとく めんえき)といいます。
抗体の種類は全部で5つあります。IgG  IgA IgM IgD IgEです。
これらの抗体を免疫グロブリンともいいます。
そのうち、4つは覚えていてください。IgG  IgA IgM IgEです。

IgGは血液中に一番多く、胎盤を通過できる抗体です。
覚え方:「胎盤をGo」というのはどうでしょうか。
IgAは母乳などに含まれ、気管などを守ってくれます。

覚え方Aは
   
としてお母さんのおっぱいに見えませんか?セクシーな話じゃないですからね。

IgMは胎児の時に作られます。
覚え方:「Mamaのお腹で作られる」というのはどうでしょう?
IgEはヒスタミンを遊離してくれます。1型アレルギーに関係します。
「e (イ)ち型アレルギー」と覚えるのはどうでしょうか。

えッ、わかりにくい?だって、日本人の覚え方は「G(じい)ちゃん元気に胎盤通過」なので、覚えにくいでしょう?なにかいい覚え方があったら教えてください。
ここで問題です。

問題 健康な成人の血中に最も多い抗体はどれか。
1 IgA
2 IgE
3 IgG
4 IgM

第97回看護師国家試験 問題12

明日は天皇誕生日でお休みです。
12月24日(土)はクリスマスイブですが、秋葉原キャンパスで学習会を行います。教会の礼拝は夜にやるところもあるので、学習会が終わった後でも大丈夫じゃないですか。
秋葉原キャンパスで会いましょう。
がんばって。