【看護国試】 試験のときにやること、やってはいけないこと

みなさん、こんにちは。
今日は試験場での注意事項についてです。

 会場では試験監督(しけん かんとく)のオリエンテーションをしっかり聞くこと。

 試験会場では試験監督の指示に従(したが)うこと。「はじめ」または「開始」と言われるまで試験用紙を開かないこと。また、「やめ」と言われたら、すぐ鉛筆を置き、終わること。いつまでも書いている人がいますが、失格(しっかく)となることもあるので注意です。日本には大学に入るためのセンター試験というのがありますが、ある受験生が試験が終わってから、消しゴムで答を消したそうです。その受験生は「不正(ふせい:cheating)」となり、全科目無効(その科目だけでなく、全部の科目の点数をカウントしないこと)になったそうです。「試験が終わってから、答を消しゴムで消した」だけで、そんなに厳しい処分をするのかと思うでしょうが、日本のルール(rule)はそういうことになっています。ですから、「はじめ」といわれる前に名前を書くとか、「やめ」と言われてから答を変えることのないように注意してください。「外国人だからわからなかった」といってもルールはルールです。
  
 国家試験問題は「1問を1~2分」で答えるくらいのスピードで行う。
(1問に時間がかかると、全部の国家試験問題が終わりません)
国家試験問題はわからなくても解答してから、次に進む。問題がたくさんあるので答えずに進むと答えていなかったところを忘れてしまうことがあります。解答用紙にブランク(blank)を作ってはいけないです。模擬試験でもそういう人がいましたので、心配です。
②もし、わからない単語があっても、内容を想像し解答する。日頃の仕事や日本での生活経験を生かし、自分の想像力をフル回転すること。どうしてもわからない時は、授業でいったように神様の力を借りること。
③全部解答してから、わからないところに戻り、答を考える。途中で、やった問題のところに戻ると解答欄を間違えることもあります。進んでください。
④解答の方法を間違えない。
解答用紙に20-25cmの(定規:じょうぎ)を置き、解答欄(かいとうらん)を確認し、記入する。  ひとつ解答欄を間違えるとそれから後の解答を全部間違えることになります。
シャープペンシルではなく(鉛筆)を使いましょう。
・消しゴムはプラスチック製の(角のある新しいもの)がよい。
・間違えたらあとがのこらないように消しゴムできれいに消す。
カンニング(cheating in examination)と間違われるような行動や、周囲の迷惑となる行動はしない。
国家試験でcheatingと認められた場合は、たとえ合格点をとっていても不合格となります。また、それはみなさんの場合、ニュースになる可能性があります。自分のため、他のEPA看護師候補者のため、家族のため、配属先の方々のため、絶対にcheatingと誤解(ごかい:misunderstanding)されてはいけません。
そのためには次のことを守ってください。
・ひとり言を言わない。特にインドネシア語・英語・タガログ語ベトナム語で、ぶつぶつ言わない。言葉に出して祈らない。
会場のうしろ、横など、まわりをきょろきょろ見ない。人のことを見る必要はありません。テスト問題と前だけ見ます。
・困ったこと、不安なこと、オリエンテーションで理解できなかった内容があってもとなりの人に相談しない。「どういう意味ですか?」「これどうするの?」などと隣の人に聞くと、あなたと隣の人が失格になります。手を挙げ、試験監督に相談してください。教えてくれます。
・トイレに勝手に行かない。試験が終わるまでトイレの休憩時間はありません。手を挙げ、試験監督に相談してください。試験監督がトイレまでついていきます。
消しゴムや鉛筆を落としても自分でとらない。(手を挙げ、試験監督に相談する)→鉛筆は5本もっているし、消しゴムも2個持っているでしょう。落としても大丈夫。あせらないで。自分でとるとcheatingになります。
・携帯電話は必ずoffにする。マナーモードもいけない。
・腕時計にアラームがついているものはoffにしてこと。
・貧乏ゆすり(びんぼう ゆすり:jiggling legs)をしない。

4 その他
①月曜日にも言いましたが前日までに国家試験の会場までの行き方・時間を確認しておきましょう。
②名前は受験票のとおりに書くこと。ふたつ名前がある人も受験票のとおりにひとつだけ書いてください。また、名前は試験問題を読む前、一番初めに書くこと。(忘れることがあるので、あとで名前を書くのはいけません。)
③試験会場への服装は温かいものを着ていくこと。ただし、セーターとブラウスなど、脱ぐことができるようなものを着る。試験会場が途中で暑くなることがあります。試験中はぼうしをかぶらないこと。ジルバブはOK。ポケットの中には何も入れないこと。緊張(きんちょう)すると、読める単語も読めなくなることがあります。また、問題を間違えて読んでしまうこともあります。

会場の席に着いたら深呼吸をしてみてください。リラックスできます。
また、温かい飲み物を飲むとリラックスします。
必要以上に緊張しないで、適度にリラックスして試験に挑戦(ちょうせん)してくださいね。がんばって。