【看護国試】第106回 Aさん(25歳 男性)はオートバイの単独事故による交通外傷で救急病院に入院した。外傷部位は左上下肢で、左脛骨骨折に対しては長下肢ギプス固定をした。左前腕部は不全切断で、再接着術が行われた。

みなさん、こんにちは。
今日はインドネシア人看護師さんからのメッセージがあります。

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みなさん、こんにちは。春が来て、さわやかな風がふき、とても過ごしやすい時期ですね。みなさん、元気ですか?
合格発表は終わりましたが、みなさんの気持ちはいかがですか。納得出来ていますか。残念ながら、まだ合格できなかった方はとってもつらいかもしれないですね。
しかし、人間は、哀しみがあるからこそ、成長すると言われています。
今回の結果は、自分自身が成長する為の試験であったと思ってください。
まだ、落ち着いていないと思いますが、次回の国家試験の為に、ゆっくり計画を立てましょう。
まずは日本語ですね。N3程度のレベルがなければ、国家試験の本や学習会の理解が難しいです。私が英語を勉強した時に、「一日2時間以上英語の本を読む、テレビを見る、しゃべる等をすれば、英語が出来るようになる」と言われました。しかし、今、私たちは日本語と関係する時間は、1日8時間以上あると思います。自宅から一歩足を踏み出せば直ぐに日本語です。勤務時間は8時間なので、8時間日本語を聞く、話す、読む事が出来ます。
しかし、日本語に興味がないと、日本に3年間住んでいても日本語がわからないです。国家試験もそうだと思います。興味をもって1日最低2時間も勉強すれば、おそらく合格することが出来ると思います。そうです、ただ、興味を持って下さい。もし合格すれば、It may could changes your life。GANBARIMASHOU。

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では、今日も国家試験の問題を一緒にやりましょう。

Aさん(25歳 男性)はオートバイの単独事故による交通外傷で救急病院に入院した。外傷部位は左上下肢で、左脛骨骨折に対しては長下肢ギプス固定をした。左前腕部は不全切断で、再接着術が行われた。

第106回看護師国家試験 午前問題94

問題文を見てみましょう。
なにか難しい言い方が多いのでことばを見ていきましょう。
Aさんは「オートバイの単独事故(たんどく じこ)」にあいました。単独事故というのは「自分がオートバイに乗っていて、自分で事故を起こした」というということです。
誰かにぶつけられたり、誰かにぶつかったりした時は相手がいるので「単独事故」ではないです。
「交通外傷(こうつう がいしょう)」というのは、交通事故でケガをした時の傷のことです。
「外傷部位(がいしょう ぶい)」というのはケガをした場所のことです。
ケガをした場所は「左上下肢」です。 どんなふうかというと「左脛骨骨折(ひだり けいこつ こっせつ)」で「長下肢ギプス固定(ちょうかし ギプス こてい」をしたそうです。↓

http://ameblo.jp/athletes-revival/theme2-10040957897.html外部リンク

「左前腕部(ひだり ぜんわんぶ)は不全切断(ふぜん せつだん)で、再接着術(さい せっちゃく じゅつ)」をしたそうです。
「左の腕が、完全には切れていなかったので、もう一度、左の腕をくっつける手術をした」ということです。
再接着術はいろいろな場所で行われています。↓(気持ち悪くなる人もいるかもしれないので、注意して見てください)

http://karapaia.com/archives/52202159.html外部リンク

ということでAさんの外傷についてはわかりましたか?
けっこう、深い傷ですね。
単独事故は医療用語ではありません。国家試験には医療用語のほかにさまざまなことばが出てきます。少しずつ、ノートに書いておぼえていきましょう。
がんばって。では、また、明日。