【看護国試】第106回 A君は1歳3か月になり、尿道形成術を行うために入院した。手術当日、点滴静脈内注射による持続点滴と尿道カテーテルが挿人された状態で帰室した。創部の陰茎全体はガーゼとフィルムドレッシング材で保護されていた。手術翌日、ガーゼに茶褐色の血液が付着していた。創部が排便で汚染されており、ガーゼを外すと創部に軽度腫脹がみられているが膿の付着はない。尿道カテーテルの周囲から尿が漏れていた。A君は「ママ」と言い不機嫌に泣いている。体温37.0℃、呼吸数38/分脈拍120/分、血圧100/58 mmH

みなさん、こんにちは。
今日はインドネシア人看護師さんからのメッセージがあります。

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みなさん、こんにちは。
みなさんは日本のテレビを見ていますか。私は最初は日本のテレビはあまり好きではありませんでしたが、今は毎日見ています。日本のテレビは面白いですよ。ニュース、天気予報はもちろん、コメディ、健康や世界のびっくり番組・お笑い等もあります。この間、テレビでやっていたのですが、たった指1本でおでこを押すと人間は立っていられなくなってしまうことでした。また、鉄のハンガーを頭にかぶると、無意識に右か左に頭を向けてしまうことでした。指1本でおでこを押すと人間が立っていられなくなる理由は、人間が立とうする時におじぎ/前傾をしないと立つことができないそうです。指で頭が押されているから、その体位が出来なく、立つことが不可能となります。そして鉄のハンガーで頭ど押されてしまい、首を抑える筋肉がゆるみ、頭が無意識に向いてしまいます。これは自分もやってみましたが、確かに頭が向きました。不思議だなと思いました。みなさんもやってみてください。テレビは日本語も教えてくれます。

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では、昨日の問題の続きです。
昨日の子どもの病気はなんでしたか?
遠位型尿道下裂(えんいがた にょうどう かれつ)でしたね。その子は順調に大きくなりました。そして…↓

A君は1歳3か月になり、尿道形成術を行うために入院した。手術当日、点滴静脈内注射による持続点滴と尿道カテーテルが挿人された状態で帰室した。創部の陰茎全体はガーゼとフィルムドレッシング材で保護されていた。手術翌日、ガーゼに茶褐色の血液が付着していた。創部が排便で汚染されており、ガーゼを外すと創部に軽度腫脹がみられているが膿の付着はない。尿道カテーテルの周囲から尿が漏れていた。A君は「ママ」と言い不機嫌に泣いている。体温37.0℃、呼吸数38/分脈拍120/分、血圧100/58 mmHgであった。
この時点のA君の状態として最も可能性か高いのはどれか。
   
1 創部痛はない。
2 出血が続いている。
3 創部の感染を起こしている。
4 尿道カテーテルが閉塞している。

第106回看護師国家試験 午前問題101

問題が長かったですか? 今年から状況設定問題の問題文が200字くらい増えたそうです。来年も同じ傾向と思いますので、今から長い文に慣れておくことが必要かと思います。
では、見ていきましょう。

1創部痛はない。(×)「不機嫌に泣いている」のは痛みがあるせいかもしれませんね。手術の翌日に創部痛がないというのは考えにくいかもしれません。
2出血が続いている。(×)「ガーゼに茶褐色(ちゃかっしょく)の血液が付着していた」ということなので、出血は止まっていると考えます。
3創部の感染を起こしている。(×)「創部が排便で汚染されており、ガー
ゼを外すと創部に軽度腫脹がみられている」ので感染を起こしていると
思った人もいるかもしれません。でも、「膿の付着はない」そうです。ま
だ、「感染を起こしている」とはいえないです。
尿道カテーテルが閉塞している。(〇)尿道カテーテルの周囲から尿が漏れていた(もれていた)」というのは尿道カテーテルが閉塞されていて、カテーテルから尿が出ていないサインです。

もう一度、問題を読んで、自分が理解できなかったところを、確認しましょう。
では、また、明日。