【看護国試】第106回 Aさん(23歳、女性)は大学を卒業後、インテリア会社に事務職として就職した。入社後に「ユニフォームが似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にやせが目立つようになった。母親がAさんに食事を作っても「太るのが怖い」といって食べず、体重は2週間で5㎏減少した。

みなさん、こんにちは。
今日はフィリピン人看護師さんからのメッセージがあります。

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みなさん。こんにちは。お元気ですか。体調はいかがですか。さて、みなさんは身体は疲れていないけれど、なんとなく気分が晴れない、集中できないと感じることはありますか?その場合、脳が疲労している可能性があるそうです。現代社会では無意識のうちに脳を働かせている場面が多く(特に脳を疲れさせる原因となっているのが「情報」です。例:スマ-トフォンなどの便利な機器が普及したこともあり、日本語、専門用語の勉強などを含めて、私たちの生活には脳が処理し切れないほど常にたくさんの情報で溢れています。その症状として集中できない、なんとなくだるい、食事がいつもより美味しくないなどが起こります。そのため、休息が必要です。脳の疲労を回復させるのに役立つ、日常生活の中で簡単にできる方法がありますので、以下を参考にしてみてください。まず、運動です。身体を動かすことに集中することができる20分程度のウオ―キングやジョギングがおすすめです。出掛けたくない方は、部屋の中では掃除機をかける、床を拭くといった家事でも脳のモードを切り替えるのに役立ちます。簡単でしょう?しかし、過度な運動は身体へ負荷がかかり、そのストレスが脳の疲労に影響を与える可能性がありますので、軽く汗ばむ程度の運動を意識してみてください。次は温かい飲み物でリラックスする方法です。食事からも脳の疲労が回復できます。頭を使ったな、と感じた時は温かい飲み物でリラックスしてみてください。休憩の時間を意識して、少しの間、情報から離れる時間を作るのも1つの方法です。10分ほどの短い時間でもスマートフォンやテレビから離れてみてください。また、音楽を聞くことも脳のモードも切り替えられるそうです。日常生活のちょっとした心がけで、脳もしっかり休息をとってイキイキとした毎日を過ごしましょう。そして勉強も頑張りましょう。

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では、今日から新しい問題です。

Aさん(23歳、女性)は大学を卒業後、インテリア会社に事務職として就職した。入社後に「ユニフォームが似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にやせが目立つようになった。母親がAさんに食事を作っても「太るのが怖い」といって食べず、体重は2週間で5㎏減少した。
心配した母親とともに精神科外来を受診し、摂食障害と診断され、解放病棟へ入院した。入院時、身長160㎝、体重37㎏であった。

入院から1週間の期間に観察すべき項目はどれか。2つ選べ。
1.浮腫の程度
2.過食の有無
3.活動量の低下
4.嚥下障害の有無
5.振戦せん妄の有無

第106回 看護師国家試験 午前問題112

最初の問題文はわかりましたか?
「インテリア会社って何?」と思いましたか?
インテリア(interior)会社というのはおうちの中のカーテンやテーブルやいすなどをアドバイスしたり、売ったりする会社です。↓

http://comforti.on.omisenomikata.jp/外部リンク

Aさんはその会社の事務員(じむいん:office worker)として働きだしました。
だいたい、会社にはユニフォームがあります。事務員のユニフォームというのは↓のようなものです。

http://www.hanshin-metal.co.jp/about-us/landscape/plant-amagasaki05/?gallry外部リンク

Aさんはそのユニフォームが「似合うようになりたい」と思ったらしいんです。
それにはスリムになる必要があったんですね。
それで、「体重は2週間で5㎏減少」したんです。
入院時に「身長160㎝、体重37㎏」なので、とてもやせていますね。
ということは身長160㎝、体重42㎏くらいだったんじゃないかしら。
全然太ってないですよね?

という状況がわかったところで続きは明日です。
単語は大事です。インテリア会社とか、事務員とか、就職とか、入社とか看護の専門用語ではないことも覚えておいた方がいいと思います。
単語帳に整理しておいてね。