【看護国試】第106回 Aさん(82歳、男性)は、介護付の有料老人ホームに入居している。10年前まで会社を経営していた。プロ野球や世界経済に興味があり、友人とインターネットを用いて交流するのを楽しみにしている。Parkinson〈パーキンソン〉病で、現在 Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉の重症度分類でステージⅡ.両側の上下肢の静止振戦や動作緩慢がみられる。食事は自分の居室に運んでもらって食べている。身の回りのことは1人でできる。1人での外出も可能だか、転倒に対する恐怖が強いため1日中室内で過ごして

みなさん、こんにちは。
みなさんは、バラの花が好きですか?
私は、近所のお庭に咲いているバラを見ました。とてもきれいでした。立ち止まって、ずーと見ていたら、「あやしい人」と思われたのか、そのおうちの人が窓を開けたので、すぐに失礼しました。「わー、きれいッ」と大きな声でいったほうがよかったんでしょうか。
バラはイギリスなどではガーデンがあって有名ですが、日本にもバラのガーデンがあります。↓

http://www.y-eg.jp/外部リンク

他にも新宿御苑とか近所の公園などにも咲いているかもしれません。
今の時期しか咲いていないので、よかったら見てください。

さて、昨日の問題の答から
「廊下などで転ぶことを『転倒(てんとう)』といいますが、階段やベッドなどの高い所から落ちることをなんといいますか。」
という問題ですが、答は「転落(てんらく)」です。ベッドから落ちること、階段から落ちること、車いすから落ちることも「転落」ということばを使います。
患者さんが転倒も転落もしないように、たのんだよ。

では、今日から第106回 看護師国家試験の午後問題の状況設定問題をみていきましょう。

次の文を読み91~93の問いに答えよ。
Aさん(82歳、男性)は、介護付の有料老人ホームに入居している。10年前まで会社を経営していた。プロ野球や世界経済に興味があり、友人とインターネットを用いて交流するのを楽しみにしている。Parkinson〈パーキンソン〉病で、現在 Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉の重症度分類でステージⅡ.両側の上下肢の静止振戦や動作緩慢がみられる。食事は自分の居室に運んでもらって食べている。身の回りのことは1人でできる。1人での外出も可能だか、転倒に対する恐怖が強いため1日中室内で過ごしている。

Aさんの障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準のランクはどれか。
1.ランクA
2.ランクB
3.ランクC
4.ランクJ

第106回 看護師国家試験 午後問題91

「介護付の有料老人ホーム」はわかりましたか?↓

https://www.minnanokaigo.com/guide/type/roujinhome/kaigotsuki/外部リンク

高いところだと数千万円の一時金を支払って入居します。
ここは一番安い部屋に入居する時に925万円払い、ひと月13万14万円支払う「介護付の有料老人ホーム」です。↓

http://www.tobebyouin.com/home/tobe.html外部リンク

日常生活自立度(寝たきり度)判定基準はこちら↓

http://ishikokkashiken.com/note-4/外部リンク

Aさんの寝たきり度はどれくらいでしょうか。
答は「1 ランクA 」でした。
「『1人での外出も可能だか、転倒に対する恐怖が強いため1日中室内で過ごしている』って書いてあるじゃない」という人もいるでしょう?
これは「できる」「能力」とかではなく、今の状態を答えることが必要です。
実際に外出していたらランクJになるでしょうが、今現在はひとりで外出していないのでランクAになります。まぎらわしかったですか?判定基準はもう一度読んでおきましょう。

ここで出てきた「Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉の重症度分類」は知っていましたか?
わからなかった人は↓を見ておいてくださいね。ノートにまとめておくとあとから楽です。日本語を書くのが大変ならコピーをしてノートに貼っておくのもいいと思います。

http://www.kyowa-kirin.co.jp/parkinsons/diagnosis/diagnosis02.html外部リンク

本日はここまで。また、明日。