【看護国試】第106回 訪問看護師は、Aちゃんの誤嚥性肺炎を予防するケアの方法を母親に指導することにした。母親が行うAちゃんへのケアとして適切なのはどれか。

みなさん、こんにちは。
今日はベトナム人看護師さんからのメッセージがあります。

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きょうはベトナムでの食習慣について少し話します。
日本では食事の時に「いただきます」と「ごちそうさま」と言います。みなさんの国では何と言いますか?ベトナムでは自分より目上の人に上から順番に「おじいさん、おばあさんいただきます。お父さんお母さんいただきます。お兄さんお姉さんたちいただきます」と言って食事をとる習慣があります。目上の人がまだ食卓についていないと食べられません。また、自分がまだ食べている最中でも目上の人が食事を終えたら爪楊枝(つまようじ)とお茶を出さないといけません。主食はお米。お箸を使います。いまだに「ベトナム人は何を食べるの?パン?やっぱりカレー?食べもの辛そうなイメージ。手で食べるの?お箸上手だね」なんで言われていますが、がっかりした気持ちになります。
ベトナムでは年に二回お米を栽培することが出来ますのでお米がたくさん取れます。日本では小麦から作られる麺が多いですがベトナムではお米の麺が主です。代表なのはPHO と BUNです。軽くてつるんとした食感でよく食べられます。春巻きの皮もお米から作られています。

http://haiduong.seesaa.net/article/139667611.html外部リンク

https://matome.naver.jp/odai/2142130264029000901/2147805481486595403外部リンク

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ベトナムの麺、おいしそうですね。
では、昨日の問題の答から

1 Aちゃんの経管栄養を注入する前に行うことはなんですか?
2 経管栄養を注入するときの体位は側臥位ではありませんでした。では、どういう体位が適切でしょうか?

オリジナル問題

1 は吸引したほうがいいです。気管内に痰が詰まっているかもしれないので。
2 はファウラー位でした。
ひとつの問題を深く考えて次に進みましょう。
では、今日の問題です。

訪問看護師は、Aちゃんの誤嚥性肺炎を予防するケアの方法を母親に指導することにした。母親が行うAちゃんへのケアとして適切なのはどれか。 
1 腹式呼吸を促す。
2 咳嗽の訓練を行う。
3 胸郭可動域の練習を行う。
4 含嗽液を用いてうがいをさせる。

第106回看護師国家試験 午後問題110

ちょっと元の問題文を見ましょう。

次の文を読み問に答えよ。
Aちゃん(6歳、女児)は、重症の新生児仮死で出生した。誤嚥性肺炎で入退院を繰り返しているため、今回の入院で経鼻経管栄養法を導入し、退院後は週1回の訪問看護を利用することになった。現在は四肢と体幹の著しい運動障害があり、姿勢の保持が困難で、移動および移乗は全介助である。声かけに笑顔はみられるが、指示に従うことはできない

第106回看護師国家試験 午後問題109 110 111 問題文

Aちゃんは「指示に従うことはできない」ので、お母さんがケアをしなければならないです。

1(×) 腹式呼吸を促す。
2(×) 咳嗽の訓練を行う。
3(〇) 胸郭可動域の練習を行う。
4(×) 含嗽液を用いてうがいをさせる。
Aちゃんは1 2 4はできないです。とくに4はまた、誤嚥性肺炎になる可能性があります。
「胸郭可動域の練習(きょうかく かどういき のれんしゅう)」て、なに?と思っていますか?
それはこちらです。↓

http://www.ogaki-mh.jp/rihabiri/外部リンク

本日はここまで。また明日。