【看護国試】第106回 母親は「Aは来年の4月には小学校に入学する年齢だけど、入学に向けてどうすればよいのか分からない」と訪問看護師に相談した。訪問看護師が行う援助として適切なのはどれか。

みなさん、こんにちは。
今日はインドネシア人看護師さんからのメッセージがあります。

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みなさん、こんにちは。お元気でしょうか。
さて、6月ももうすぐ終わります。時間が進むのが早いです。勉強は進んでいますか。みなさんが、勉強していることを信じています。遊びたいという気持ちはすごくわかります。気分転換に、たまに遊んでも良いと思いますが、必ずその日のうちに勉強時間を作って下さい。何も勉強しないで一日を終わりにするともったいないです。来年合格したら、始めはちょっと大変ですけど、今よりは楽です。仕事が終わりましたら、ずっと寝ても構いませんし、休みの日に一日中遊んでも問題はありません。今は「国家試験合格」という言葉が重く、勉強の時間を作らないといけないので、なかなか自由な気分になれないのでは?
看護師になると、9時~18時まで仕事を頑張って、どんなに忙しくてもその日の仕事の目標を達成します。しかし、看護師候補者としての勉強はその日にいくら頑張っても、結果はすぐに見えません。最終的には看護師国家試験で結果が出ます。その試験の結果で、目標が達成したかどうかわかります。試験は1日で終わってしまいますが、覚える事が多く、試験に何がでるのか誰もわかりませんので、準備のため時間がかかります。特に私たちは言葉の問題があるで、日本人の倍以上勉強しないといけないです。
でも、勉強したことはきっと自分の助けになります。 がんばりましょう。

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では、今日の問題から

母親は「Aは来年の4月には小学校に入学する年齢だけど、入学に向けてどうすればよいのか分からない」と訪問看護師に相談した。
訪問看護師が行う援助として適切なのはどれか。
1 自宅に教員を派遣できる小学校に連絡する。
2 Aちゃんが入学できる特別支援学校を紹介する。
3 父親に仕事を調整してAちゃんの送迎をするように勧める。
4 教育委員会に小学校入学に関する相談をするように勧める。

第106回看護師国家試験 午後問題111

これは、なかなかわかりにくかったかもしれません。
答は「4 教育委員会に小学校入学に関する相談をするように勧める」でした。
教育委員会きょういく いいんかいMunicipal Board of Education)ってなに?」と思っていることでしょう。
都道府県に置かれている、教育の管理機関かんりきかんadministrative authority)と思ってください。
私たちは看護師なので、教育のことはご家族が直接専門の機関に相談するのがいいと思います。ポイントは看護師がやる仕事かどうかを考えたほうがいです。

1 自宅に教員を派遣できる小学校に連絡する。⇒小学校に連絡するのは看護師の仕事ではないです。
2 Aちゃんが入学できる特別支援学校を紹介する。⇒特別支援学級(とくべつ しえん がっこう)というのは何らかの障害を持っている子どもが勉強するところです。それを紹介するというのは看護師の仕事ではありません。
3 父親に仕事を調整してAちゃんの送迎をするように勧める。⇒送迎(そうげい)というのは学校に送っていったり、迎えに行ったりすることです。
  父親にそういうアドバイスをするのは看護師の仕事ではありません。

ということで「4」が看護師の仕事です。

本日はここまで。よい週末をお過ごしください。