【看護国試】第106回 その直後、看護師はノルアドレナリンの投与量を医師の指示書で確認した。指示書には、午前6時に2ml/時間から1ml/時間へ投与量の減量の指示が記載されていだが、午前9時の投与量は2ml/時間のままであったことに気が付いた。

みなさん、こんにちは。
みなさんは、「あやめ」という花は知っていますか?紫と白の花です。
6月に咲く花です。水の多いところで咲きます。
茨城県(いばらきけん)に潮来(いたこ)という所がありますが、そこはあやめの花が有名です。 お嫁さんが結婚するために、あやめの咲く、川を舟(ふね)で通ることもあります。↓

http://www.ibarakiguide.jp/seasons/ayamematsuri.html外部リンク

あやめ祭り(あやめ まつり)のときに特別にやるそうです。
この間、テレビでやっていました。今年は終わったそうですが、来年は国家試験に合格して、行ってみて下さい。潮来地方の伝統的な結婚式が見られると思います。

では、昨日の問題の続きから

その直後、看護師はノルアドレナリンの投与量を医師の指示書で確認した。
指示書には、午前6時に2ml/時間から1ml/時間へ投与量の減量の指示が記載されていだが、午前9時の投与量は2ml/時間のままであったことに気が付いた。

このときAさんに対し看護師がアセスメントする項目で優先順位が高いのはどれか。
1.血圧
2.尿量
3.血糖値
4.呼吸数

第106回 看護師国家試験 午後問題113

医師の指示書しじしょorder slip)はわかりましたか?
投与量(とうよりょう)は患者さんに入れる薬の量です。
減量(げんりょう)は減らす(へらす)ことです。

この問題は、Aさんに投与していたノルアドレナリンが3時間の間に指示量の2倍の量が投与されていたことに看護師が気付いたという場面です。
あら、たいへん!
ノルアドレナリンの作用(さよう)と副作用(ふくさよう)を考えてみると観察すべき項目がわかりますね。

ノルアドレナリンは、劇薬(げきやく)です。通常、5%ブドウ糖液、生理食塩水等に溶解(ようかい:そのなかに入れてとかすことです)して点滴静注します。強い血圧上昇作用があるため、たえず血圧を観察する必要があります。
なので、「1」が正解です。
他の選択肢の項目も観察する必要はありますが、優先度は高くありません。
みなさんも看護師になったら、指示書をよく見て、仕事をしないと、たいへんなことになりますね。それには漢字なども読めるようにしておかなければなりませんね。看護師になるって、ほんと、たいへんなことです。でも、少しずつ覚えていけばできます。がんばって。
本日はここまで。  また、明日。