【看護国試】第106回 ヒューマンエラーによる医療事故を防止するための対策で最も適切なのはどれか。

みなさん、こんにちは。お元気ですか? 明日から8月ですって。
国家試験まであと、6か月と2週間くらいでしょうか。早いですね。
勉強しなきゃ~と思いましたか。

さて、7月20日の毎日通信でLED電球のことで、東京都の小池知事がPPAPを踊っていたことを知らせました。 そうしたら、EPA看護師さんに「それは、日本では珍しい(めずらしい)ことかもしれませんが、フィリピンでは普通のことです」といわれました。そして、レイテの知事と市長(ふたりはご夫婦)がダンスしている動画を見せてくれました。プロのように上手でした。「負けました」という気持ちです。
フィリピンでは選挙の時もまず、歌や踊りでアピールし、その後スピーチをするんだそうです。
ドゥテルテ大統領も歌っちゃうんですってね。なお、ドゥテルテ大統領の選挙の時の歌を作ったのはEPA看護師さんのご主人です。フィリピンの政治家は選挙権を持っている人を楽しくさせるんですね。選挙期間中は町がフェスみたいになるんでしょうか。「そうじゃないとみんな飽きちゃうでしょう」とEPA看護師さんはいいます。なるほど。

では、必修問題の続きです。

ヒューマンエラーによる医療事故を防止するための対策で最も適切なのはどれか。
1.性格検査の実施
2.事故発生時の罰則の規定
3.注意力強化のための訓練の実施
4.操作を誤りにくい医療機器の導入

第106回 看護師国家試験 午前問題10

ヒューマンエラーはわかりましたか?「human error」のことです。
人間にはどうしても間違いが起こるということです。
「うっかり忘れちゃった」「聞き違えました」「見間違えました」ということもありますよね。人間なので。でも、病院の中では間違いは許されないです。
ヒューマンエラーを防ぐためにはどうしたらいいでしょうか。

1.(×)性格検査の実施
ヒューマンエラーは正確の問題ではありません。やさしくて、親切な性格の人も、まじめな人も、注意深い人もヒューマンエラーで間違いを起こすことがあります。ですから正確検査を実施しても効果はありません。

2.(×)事故発生時の罰則の規定
インシデントレポートを書き、みんなで情報共有することはOKです。しかし、個人や集団にばつpunishment)を与えるのはどうでしょうか。効果があるように見えますが、仕事をすること自体、いやになる可能性もあります。人間なので、つい、間違うこともあるので。

3.(×)注意力強化のための訓練の実施
注意力を強化するトレーニングは効果的に思えますが、トレーニングを受けても注意力が低下する時もありますよね。例えば、とても疲れているとき、夜勤などの睡眠不足の時などです。いくらトレーニングをしても、そのような状態になったら、注意力は働かないのではないかしら。

4.(〇)操作を誤りにくい医療機器の導入
一応、これが、正解でした。異なったチューブやコードがつなげないようにする、安全な状態になるまで、機械が動かないようにするというような医療機器を導入どうにゅうintroduction)するということです。
この選択肢の中では一番いい答えです。

でも、「ヒューマンエラーによる医療事故を防止するため」といっても、医療機器だけの問題じゃないよね? みなさんのイメージでは薬の間違いとか、患者さんの間違いなどをイメージしたんじゃないかしら。
それで、厚労省もあまりいい問題じゃなかったと思ったらしく、「問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないため」不適切問題となりました。
よかった。
わからなかった漢字についてはノートに書いておいてくださいね。
本日はここまで。また、明日。