【看護国試】第106回 水痘の症状はどれか。

みなさん、こんにちは。 秋の涼しい風のことを秋風(あきかぜ)といいます。
この頃は夕方に秋風を感じます。 夏のぬるい風とはまったく違います。
気持ちがいいですよね。 風邪も引きやすいので気をつけて。

では、本日の必修問題です。

水痘の症状はどれか。
1 耳下腺の腫脹
2 両頬部のびまん性紅斑
3 水痘へと進行する紅斑
4 解熱前後の斑状丘疹性発疹

第106回看護師国家試験 午後問題16

水痘すいとうchickenpox)という病気は知っていますか?
水痘は↓です。子どもに多い病気です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E7%97%98外部リンク

もし、よくわからない人は自分の国のことばで最初に知っておいてください。

1(×)耳下腺(じかせん)の腫脹(しゅちょう)

耳下腺の腫脹はわかりましたか?わからない人はこちらを見てください。↓
http://www.yoshida-cl.com/6-byo/otahuku.html外部リンク


耳下腺というのは耳の下にあります。そこが腫脹します。
ウイルス性の病気です。それは、流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)という病気で起こります。これも子どもによく見られる病気なので、最初は自分の国のことばで理解しておきましょう。

2(×) 両頬部(りょうきょうぶ)のびまん性紅斑(びまんせい こうはん)

これはことばが難しかったかもしれません。
両方のほっぺのことを「両頬部(りょうきょうぶ)」といいます。
「びまん性紅斑(びまんせい こうはん)」の「びまん性」というのは広がるということです。
両方のほっぺに赤く広がった紅斑があることです。
これは「リンゴ病」正しい名前は「伝染性紅斑(でんせんせい こうはん)」という病気の症状です。子どもに多いです。↓

http://blog.goo.ne.jp/withmac/e/f3923ee3534bda37798526a6a8846f08外部リンク

これも、まず、自分の国のことばで調べてみてください。

3(〇) 水痘(すいとう)へと進行する紅斑(こうはん)

水痘というのは、「みずぼうそう」ともよばれる子どもに多い病気です。↓

http://hobab.fc2web.com/sub6-Varicella.htm外部リンク


水痘は皮膚の一部分が赤くなり、中に水が入っている皮疹ができます。そして、その水痘が壊れて、かさぶた(専門用語では「痂皮:かひ)」といいます)になって治っていくという経過をたどります。
ウイルスによって起こります。これも、自分の国のことばで理解してから、日本語で覚えたほうが早いと思います。

4(×) 解熱前後(げねつ ぜんご)の斑状丘疹性発疹(はんじょう きゅうしんせい ほっしん)

これは「突発性発疹(とっぱつせい ほっしん)」の時に見られる症状です。
突発性発疹↓斑状丘疹性発疹(はんじょう きゅうしんせい ほっしん)の写真もありますので、見ておいてください。

http://yukkybaby.exblog.jp/9567893/外部リンク

  
ということで、ここでは子どもがなりやすい病気についての問題が出ていました。参考書に子どもの病気について書かれてあると思いますので、見ておきましょう。ついでに、予防接種についてもまとめておいてくださいね。
2時間くらいかかるかな。でも、国家試験では役に立ちます。がんばって。