【看護国試】第106回 入院中の妻を亡くした直後の夫へのグリーフケアで最も適切なのはどれか。

みなさん、こんにちは。  
さて、健康な生活をするには睡眠が欠かせません。6時間~8時間は眠ったほうがいいいです。 睡眠不足の人はいますか?
え~、けっこういますね。 過去問題5年分も終わっていないのになんで寝不足になるのかしら… ちょっと不思議(ふしぎ)
とは、いえ、まだ、夜勤をしている人もいるようなので、グッスリ眠る方法を教えます。まず、ベッドに仰臥位になります。 臍部に手を置きます。 吸気は鼻から、呼気は口からしてください。 それを5回くらい繰り返しましょう。
※単語:仰臥位ぎょうがいface-up position
    臍部さいぶumbilical region
    吸気きゅうきintake 呼気こきexhaled breath
ほら、眠たくなってきたでしょう? 私も眠たくなってきました。効くでしょう?

では昨日の問題の答から
「指鼻指試験」が陽性の場合、どこの障害が考えられますか?
という問題でした。 木下先生の病態生理学の授業でも出てきたものです。↓

https://www.youtube.com/watch?v=80HMO8SS5is外部リンク

小脳や脳幹部に障害のある患者さんは陽性になります。

では、今日の一般問題です。

入院中の妻を亡くした直後の夫へのグリーフケアで最も適切なのはどれか。
1 妻の話をすることは避ける。
2 夫の悲嘆が軽減してからケアを開始する。
3 夫が希望する場合は死後の処置を一緒に行う。
4 妻を亡くした夫のためのサポートグループへの参加を促す。

第106回看護師国家試験 午前問題40


家族や愛する人を亡くしたことは悲しいことですよね。くやしいことかもしれません。やりきれないことかもしれないです。口ではいいあらわせないかも。
しかし、どんなに悲しくてもその気持ちは自分で受け入れることしかできません。その気持ちを受け入れることを助けることをグリーフケアといいます。

1(×) 
妻の話をすることは避ける。
妻の話を避けることはありません。本人が妻の話をする時、傾聴します。
2(×)
夫の悲嘆が軽減してからケアを開始する。
悲嘆(ひたん)というのはとても悲しいことです。その悲しみが起こる前から、そして悲嘆が起こった時、悲嘆が軽減した時も継続的に支援を続けます。
3(〇)
夫が希望する場合は死後の処置を一緒に行う。
「妻を亡くした直後」ということなので、これが正解です。
4(×)
妻を亡くした夫のためのサポートグループへの参加を促す。
「妻を亡くした直後」なのにサポートグループの参加というのはどうでしょうか。妻が亡くなったことをよく考えてみたいこともありますよね? 本人の状況にあわせてすすめたほうがいいです。

本日はここまで。また、明日。