【看護国試】第106回 術中の仰臥位保持によって発生することがある腕神経叢麻痺の原因はどれか。

みなさん、こんにちは。
10月22日衆議院議員(しゅうぎいん ぎいん)の選挙が終わりました。 知っていましたか?
日本の選挙は静かでしょう?投票所が火事になることもないですし、ケンカになって誰かがけがをすることもありません。でも、投票率53.6%でした。びっくりしましたか? みなさんの国の投票率よりも少ないでしょう?
今回は、安倍総理のpartyが多く当選しました。よい日本にしてほしいです。
EPAのみなさんにとっても、私たちにとっても。

では、一般問題です。

術中の仰臥位保持によって発生することがある腕神経叢麻痺の原因はどれか。
1 上腕の持続的圧迫
2 前腕の回内の持続
3 肘関節の持続的圧迫
4 上肢の90度以上の外転

第106回 看護師国家試験 午前問題4

腕神経叢麻痺わん しんけいそう まひbrachial plexus palsy)はわかりましたか? 腕神経叢がわからない人は↓です。
腕神経叢 ↓

http://www.perfectseitai.jp/wanshinkei.html外部リンク

手術の時には仰臥位になり、だいたい、どちらかの上肢に点滴をしていますね。
その時に、上肢を90度以上外転すると、腕神経叢を痛めて、麻痺を起こすことがあります。
よって、答は「4 上肢の90度以上の外転」になります。

ほかの答を見ていきましょう。
1(×)
上腕の持続的圧迫
手術中に上腕部を持続的に圧迫する場合は、橈骨神経麻痺がおこります。
2(×)
前腕の回内の持続
回内を持続すると、尺骨神経が引っ張られて、尺骨神経麻痺がおこります。
3(×)
肘関節の持続的圧迫
肘関節には正中神経がありますので、正中神経麻痺が考えられます。
本日はここまで。 また、明日。