【看護国試】第106回 点滴静脈内注射によって抗癌薬を投与している患者の看護で適切なのはどれか。

みなさん、こんにちは。
日本は比較的安全な国ですが、この間、事件がありました。 夜、道を歩いていた女性に男が近づいて、いきなりズボンを下げて下半身を見せたんですって。そして、男は「へんなことしないから」といったそうです。え~ッ、もう、十分にへんなことしているのに?そして、女性の首をしめたんだそうです。 女性は助かり、男は警察に捕まりました。こわいですね。
また、女性にへんなことしたと誤解されて警察に捕まった男の人もいました。その男の人は何日もjailに入れられて困っていたそうです。
ということで、来年の2月17日まではみなさんの安全のために、女性の候補者も男性の候補者も夜は家にいて、看護師国家試験の過去問題を5年分やり、わからない単語を調べ、意味を理解し、暗記し、正解の理由と不正解の理由を自分でいえるようにしたほうがいいんじゃないかしら。

ということで、今日も一般問題をやりましょう。

点滴静脈内注射によって抗癌薬を投与している患者の看護で適切なのはどれか。
1 悪心は薬で緩和する。
2 留置針は原則として手背に挿入する。
3 血管痛がある場合は直ちに留置針を差し替える。
4 2回目以降の投与では過敏症の症状を確認する必要はない。

第106回 看護師国家試験 午前問題49

これは、9月の学習会で三浦先生が詳しく説明してくれたところです。

1(〇)
悪心は薬で緩和する。
抗癌薬には悪心が起こる副作用(有害事象:ゆうがい じしょう)がありますが、今はいろいろないい薬が出来ています。薬で緩和することができます。
では、悪心はなんと読みますか? だれですか?「あくしん」っていった人?「おしん」と読みます。そうです、みなさんが見たことがあるといっていた昔のテレビドラマの「おしん」と同じ発音です。では、悪心と同じ意味のことばはなんですか? えッ、わからない?わかるでしょう? 嘔気です。もうひとつは吐き気です。悪心嘔気吐き気は同じ意味を持つことばよ。すぐに答えられるようにね。

2(×) 
留置針は原則として手背に挿入する。
抗癌薬は血管の外に漏れると壊死えしnecrosis)を起こすことがあります。手背の血管は細くて漏れやすいですね。それで前腕の太い静脈などを使います。

3(×) 
血管痛がある場合は直ちに留置針を差し替える。
血管痛があるからといって簡単に差し替えてはいけないです。
点滴がちゃんと血管内に入っていることが確認できたら、血管痛の部分を温めたりして、血管を拡張し、血流をよくします。

4(×) 
2回目以降の投与では過敏症の症状を確認する必要はない。
2回目以降でも過敏症の症状は確認しましょう。
     
問題の解説は、「〇」だけじゃなく、「×」もしっかり読むことが大事と思います。 がんばって。
では、また、明日。