【看護国試】第106回 高齢者の看護において目標志向型思考を重視する理由で最も適切なのはどれか。

みなさん、こんにちは。
この間、フィリピンの候補者に「フィリピンの人口はどれくらいですか?」
と聞きましたら、答えられませんでした。え~ッ、日本の人口は答えられるのに? 自分の国の人口がわからない?
看護師国家試験の勉強をし過ぎちゃったのね。
フィリピンの人口はだいたい、日本と同じくらい1億人です。インドネシアは日本の2倍くらい2億3千万人、ベトナムは1億より少し少ない、9千200万人です。
日本の人口、高齢化率、世帯、死亡原因などを覚えるとき、自分の国と比較しながら、〇倍とか、〇分の1とすると覚えやすいんじゃないかしら。えッ、かえって覚えにくい? そうか~、いいアドバイスと思ったんだけど。

では、今日の一般問題から


高齢者の看護において目標志向型思考を重視する理由で最も適切なのはどれか。
1 疾患の治癒促進
2 老化現象の進行の抑制
3 病態関連図作成の効果
4 生活全体を豊かにするケアの実践

第106回看護師国家試験 午前問題54

「目標志向型の看護」というのはなんですか?それがわからないと選択肢が選べないですよね。
難しそうに思いますが、そんなに難しくないです。
「病気や障害がある高齢者が、持っている力はなにか」ということを考える看護です。
例えば、患者さんの病気自体はなおっていないのに、おむつをしていた患者さんが、自分でおしっこができるようになることがあるでしょう?
病気も治っていないけど、老化も進行しているけど、「4 生活全体を豊かにするケアの実践」をしているです。よって、正解は「4」です。
「3 病態関連図作成の効果」の病態関連図(びょうたい かんれんず)は↓。

https://nurse-singlemother.jp/?p=1866外部リンク


患者さんの状況は病態関連図によって、整理して考えるとはっきりするかも。
どんなものかだけはわかっていてください。
では、また、明日。風邪にご注意。