【看護国試】第106回 Aさん(42歳、女性)は交通事故による脊髄損傷で入院し、リハビリテーションを受けた。Aさんの排泄状況は間欠的導尿による排尿と、坐薬による3日に1回の排便である。同居する夫と実母が導尿の指導を受け、退院することになった。

みなさん、こんにちは。
今日はフィリピン人看護師さんからのメッセージがあります。

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みなさん、こんにちは、お元気ですか。寒さが増してきたこの頃、みなさんいかがでしょうか。体調管理をしっかりして、風邪やインフルエンザに気をつけましょう。
さて、街はクリスマスの雰囲気が漂ってきましたね。あちこちに大きなクリスマスツリーが飾られ、目を楽しませくれています。秋葉原のサテライトキャンパスがあるビルの1Fではステキなクリスマスツリーがありますよ。今頃、フィリピンのみなさんのご自宅でもクリスマスツリーを飾り付けている、あるいは、かざりの買い物に忙しいと思います。
ちなみにクリスマスツリーの木として、有名なのは「もみの木」ですが、日本ではもみの木よりも手に入りやすいトドマツやエゾマツが使われることが多いそうです。海外でも冬の間、葉が落ちず、緑のままの木ならなんでもOKということで、他にももみの木と同じマツ科のトウヒなどが使われるそうです。フィリピンでは本物の木ではなく、人工的に作られた木、そして、組み立て式のツリー使われていることが多いです。飾り付けは楽しみのひとつです。みなさんのアパートにクリスマスツリーはありますか?今年、早めに準備して、楽しんでみませんか。それでは引き続き勉強を頑張りましょう。

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では、本日の一般問題です。

Aさん(42歳、女性)は交通事故による脊髄損傷で入院し、リハビリテーションを受けた。Aさんの排泄状況は間欠的導尿による排尿と、坐薬による3日に1回の排便である。同居する夫と実母が導尿の指導を受け、退院することになった。初回の訪問看護は退院後、3日目とし、その後は訪問看護を週に2回受けることになった。入院していた医療機関から提供された患者情報のうち、初回訪問のケア計画を立案するのに最も優先度が高い情報はどれか。
1 食事の摂取量
2 1日の導尿回数
3 最終排便の日時

第106回看護師国家試験 午前問題66

どれも大切な患者さんの情報ですが、「優先度」が問われています。
問題文から「間欠的導尿による排尿」と「坐薬による3日に1回の排便」の退院指導を受けていますから、この2つは優先度が高い情報です。
でも、問題は「最も優先度が高い情報」となっていますから、尿と便のどちらでしょうか。 尿の方が優先度が高いんじゃないかしら。 導尿ができなくて、尿が出ていなかったら、患者さんは苦しいでしょう。最も優先度が高いです。
よって答は「2」です。

本日はここまで。また、明日。