【看護国試】第106回 思春期に、親や家族との関係が依存的な関係から対等な関係に変化し、「精神的に自立することを示すのはどれか。
みなさん、こんにちは。
先日、防衛機制のところで昇華(しょうか)ということばが出てきました。
ふりがなをつけるテストをしました。
そうしたら「しょうが」と書いてありました。しょうがはお料理に使うスパイスではないですか。
別の候補者は「しょうすい」と書いてありました。憔悴(しょうすい)はとてもつかれて、エネルギーが消耗してやせている状態です。
昇華はストレスをポジティブな状態に変えることです。
「しょうか」「しょうか」「しょうか」と3回くらい声に出していってみてください。「消化」と同じ読み方です。 がんばって。
では、本日の一般問題から
思春期に、親や家族との関係が依存的な関係から対等な関係に変化し、「精神的に自立することを示すのはどれか。 第106回看護師国家試験 午前問題78 |
これも、わかりにくかった問題だったようですね。
1(×) 自我同一性の獲得(じがどういつせい:identity のかくとく)
「自分はなんですか?」ということに悩んだことはありますか?
思春期になって、悩みながら、自分のidentityをしっかり持つということです。でも、これは学校などで社会や他人の中で得ていくものですね。親や家族との関係ではないです。
2(〇) 心理的離乳(しんりてき りにゅう)
離乳ということばは知っていますね。 心も離乳して、依存的ではない関係を作ります。この時期、親よりも友達関係の方が大事になります。(と説明したら、「いいえ、私は今でも親や家族の方が大事です」といわれたこともありますが。国家試験ではこの答を選んでね)
3(×) 愛着形成(あいちゃく けいせい:Attachment formation)
これは赤ちゃんの時に行われることです。
4(×) 探索行動(たんさく こうどう:exploratory activity)
これも赤ちゃんの時に行われることです。
5(×) 母子分離(ぼし ぶんり:mother‐infant separation)
幼稚園などにいくころ、なかなか母親と離れられないこどもがいるでしょう? 母親と離れることに不安があります。これも思春期より小さなころに問題になることです。
本日は、ここまで。 また、明日。