12/27 脳・神経、感覚器その1

お疲れ様でした。

 

普段は国家試験対策を主な内容として講義をしています。なので、低学年向けの講義は数が限られていました。

 

早い段階から解剖生理や看護過程の書き方・考え方を身に付けられればみなさんの負担も軽減されるのではと考えていたので、今回受け持たせてもらえたことは自分にとっていい経験になりました。

 

講義を進めていくにあたっての構想、資料作成などで改めて考えることもあったし、学ぶことが多数あったので、参加していただいたみなさんには本当に感謝です。

 

それでは解説をしていきます!

 

国試対策を期待して参加された方には大変申し訳なかったです。

 

国試が年々難化していることもあり、

 

「低学年のうちに基礎部分を!」

 

とのことでしたので、講義では教科書レベルで且つ、一人の学習では学習しにくいところを解説するとしました。

 

資料の右ページの解説は改めてこちらでさせていただきます。

 

P3、4

 

大事な部分なのでおさらいです。

 

神経は大きく中枢と末梢に分けられました。中枢は脳と脊髄、末梢は体性神経と自律神経。さらに後者は以下のように枝分かれします。

 

 

性神経ー感覚神経

    ―運動神経

 

自律神経ー交感神経

    ー副交感神経

 

 

身体のいたるところに感覚を感じる受容器があります。眼、鼻、耳・・・など。講義内では指先で例えました。

 

 

①そこで得られた情報を中枢神経に伝える=指先に針が刺さった

②その受け取った情報を元に脳が対応策を決める=「刺さると痛い。血が出てしまう。危険だ!その場から指をを遠ざけないと!」

③その対応策を指令として末梢に送り返す=筋肉によって行動する。

 

 

①が指先=受容器、②が中枢である脳の思考、③は中枢からの指令が運動神経を伝って筋肉=効果器が反応する、といった流れがありました。

 

P7では、中枢である脳を介さない脊髄反射というものもありましたね!この流れでチラッと見ておいてください。

 

 

性神経は「筋肉」を動かす。

自律神経は「内臓」を動かす。

 

 

脳・神経、感覚器はここが重要です。

 

 

 P6

 

第95回 中枢神経系で正しいのはどれか。

  • 1. 大脳の表面は白質と黒質とからなる。
  • 2. 小脳の下端に下垂体が位置する。
  • 3. 脳幹は延髄と脊髄とからなる。
  • 4. 間脳は視床視床下部とからなる。
 
解説
1.
大脳の表面は神経細胞が集まる灰白質、神経線維が集まる白質となっています。
経細胞ってなんだろう?神経線維ってなんだろう?ん?黒質なんてものもあるの?と思って気になった方はぜひ調べて自分の知識に繋げてください!自分で気になったことを調べる場合と、人から言われてやるのでは記憶の定着率が違ったんでしたね。

2. 

下垂体は間脳の視床下部の下に垂れている物体。

3.

脳幹は延髄、橋、中脳をまとめた名称。

4. 

間脳は視床視床下部からなる。◎

 

 

第103回 視床下部の機能で正しいのはどれか。2つ選べ。

  • 1. 感覚系上行路の中継核
  • 2. 長期記憶の形成
  • 3. 摂食行動の調節
  • 4. 飲水行動の調節
  • 5. 姿勢の調節
 

解説

1. 

感覚系上行路や運動系下行路の中継核(上に向かうときと、下に向かうときに通り道となる部分)は視床

2.
長期に渡る記憶の形成は側頭葉の機能。
3.
視床下部にある満腹中枢や摂食中枢で摂食行動の調節を行います。◎
4.
3と同じ。◎
5.
姿勢保持は中脳の機能でした。

 

 

第101回 体温の恒常性を保つ中枢はどれか。

 

解説

1. 

大脳はP5にほとんど記載をしていませんでした。この問題を通して書き込んでおいてください。運動や感覚、言語、記憶などの中枢があります。

2. 

体温調節は間脳の視床下部でした。◎

3.

橋は呼吸中枢である延髄の手伝いをします。

4.

延髄は呼吸だけでなく、循環や消化などの中枢もあります。呼吸が問題に出やすいです。

 

 

第103回 呼吸中枢の存在する部位はどれか。

  • 1. 大 脳
  • 2. 小 脳
  • 3. 延 髄
  • 4. 脊 髄

 

解説

1. 

上の問題を参照。

2. 

小脳には身体のバランスを取る平衡覚の中枢があります。

3. 

早速出ました!呼吸中枢は主に延髄で、橋も手伝っています。◎

4. 

脊髄の役割は、中枢に情報を伝える仕事や、脳を介さずに反射的に運動を起こす脊髄反射がありました。

 

 

P8

 

第97回 脊髄で正しいのはどれか。

  • 1. 小脳に連なる。
  • 2. 脊柱管内にある。
  • 3. 2層の膜で保護されている。
  • 4. 第10胸椎の高さで終わる。

 

解説

1.

脊髄は下から向かっていくと、延髄に連なる。脳幹は下から延髄・橋・中脳でした。橋が橋渡しをしているのはどこでしたっけ?

2.

脊柱は椎骨がつみ重なってできており、内部には縦にのびる脊柱管がある。この脊柱管の中に脊髄が収まっています。脊柱は骨が積み重なってできていて、その内側にある管が脊柱管です。この中で脊髄が守られています。脳の場合は頭蓋骨でした。◎

3.

髄膜は外側から硬膜、クモ膜、軟膜の3層の膜で保護されています。

4.

脊髄は第1腰椎(問題集によっては第2腰椎までとあるので、1から2と押さえておいてください)の高さで終わります。

次へ続く