【看護師国家試験】小児看護学②病院での生活が小児やその家族に与える影響について

今日は午後から2名の学生さんが頑張っていました。

主な内容は、

小児看護
・病院での生活が小児やその家族に与える影響

などを交えて過去問解説を行っていきました。


問題の一例を…
皆さんはどのように考えますか?
答えの暗記ではなく、それぞれの選択肢も理解できていくといろんな知識の繋がりになっていいと思います。



第103回追加
A君(6歳)は、慢性疾患の治療のため入院して1か月が経過した。A君に感染のリスクはない。母親がA君に面会をしている間、兄のB君(10歳)は、病棟の出口のロビーで母親の帰りを待っている。看護師がB君の近くを通ると、B君は看護師に「弟の様子はどうですか。弟に会えなくて寂しいです」と言う。この家族への支援で最も適切なのはどれか。

1. A君は我慢しているからB君も我慢するよう話す。
2. B君を親戚に預けることを両親に提案する。
3. B君がA君に面会できるように調整する。
4. B君に何も心配しなくてよいと話す。




解説
1. 2行目を見てみると、「A君に感染のリスクはない」です。
  A君に感染のリスクがないことから、B君に面会を我慢してもらう必要はないですね。×

2. 2行目を見ると、「母親がA君に面会をしている間、兄のB君(10歳)は、病棟の出口のロビーで母親の帰りを待っている。」と
  B君にはA君の状況や、面会をするのには制限があることを理解できていると考えられます。
  ただ、場合によっては親戚に預けることも一つの選択肢。
  これをすぐに切る(消去する)には情報が少ないので、ひとまず保留としておきます。△

3. 2行目を見てみると、「A君に感染のリスクはない」です。
  なので、「B君がA君に面会できるように調整する。」これが答えとして最も適していると思われます。◎ (なので今回の問題では2は×)

4. 3行目にある、B君の「弟に会いたい、会えなくて寂しいです」という気持ちを無視した対応になっています。
  まずはB君の思いを受け止めてあげることが必要です。×



ショックやアレルギーにはいくつか種類があるので、気になった方は合わせて学習してみてください。

以上です。