新出題基準の変更・追加された点の問題と解説⑥:看護国試!消化管ホルモンについて

今回は人体の構造と機能で、消化管ホルモンについてです。







第92回
胃酸の分泌を抑制するのはどれか。
1. ヒスタミン
2. アセチルコリン
3. ガストリン
4. セクレチン




解説

1. ヒスタミン×
ヒスタミンは胃にあるH2受容体に結合することで胃酸分泌を促進します。
この受容体を阻害することで胃酸分泌を抑えようとするのがH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)です。

2. アセチルコリン×
アセチルコリンは伝達物質で、消化管運動や消化液の分泌に関しては興奮作用を及ぼしました。
副交感神経が優位になることで胃酸分泌を促進します。

3. ガストリン×
ガスとリンは幽門付近にある幽門前庭部のG細胞から分泌され、主細胞からのペプシノーゲンの分泌や壁細胞からの胃酸(塩酸)の分泌を促進します。

4. セクレチン◎
セクレチンは胃の働きを抑制する消化管ホルモンである。