新出題基準の変更・追加された点の問題と解説⑭:【看護国試】高齢者への看護で必要なストレングスモデルとは?

第101回
高齢者の看護に活用できる理論とその説明の組合せで正しいのはどれか。
1. 離脱理論 ─ 高齢者の活動の権利を擁護する。
2. 生涯発達理論 ─ 高齢者が生産活動に関与することで老化に適応する。
3. ストレングスモデル ─ 高齢者の強みを援助者が見出す。
4. マズローのニード論 ─ 高齢者が人生を振り返り意味を発見する。




解説



答えは3です。



ストレングスモデルは、援助者が高齢者の強み(ストレングス)を見出していくもので、疾患や障害、問題よりもその人が持つ強みや興味、能力に目をむけてそれらをエンパワー(人々がよりよくコントロールできるようになる能力を獲得していく過程のこと)しながら自立支援につなげていきます。