【看護国試】第101回 スタンダードプリコーションで予防するのはどれか。
みなさん、こんにちは。
先日、テレビを見ていましたら、本村健太郎(もとむら けんたろう)というおもしろい弁護士(べんごし:lawyer)が出ていました。↓
http://www.asaikikaku.co.jp/profile/motomurakentaro/外部リンク
本村弁護士は弁護士の試験に3回落ちて、おちこんでいましたら、お母さんから荷物が届き、その中に手紙が入っていたそうです。
「そろぉ そろぉ がんばらんね」と佐賀弁(九州の佐賀県で話されることば)意味は「自分のペースでがんばりなさいね」ということだそうです。
そのことばで、本村弁護士は一生懸命に勉強し、弁護士試験に合格したそうです。
私もみなさんに「自分のペースでがんばりなさいね」といいたい。そして、考えました。いったらどうなるかと。
では、昨日の問題の答から
問題 医薬品に関する禁忌を示すことが定められているのはどれか。 第104回看護師国家試験 午前問題17 |
この問題は「4 添付文書」です。「こんな問題が出るなんて…」と私たちもがっかりした問題です。「1 処方箋」「2 診断書」「3 看護記録」はみなさん、知っていますし、学習会でも勉強しました。しかし、「4 添付文書(てんぷ ぶんしょ)」は知らなかったと思います。さっそく、添付文書を薬局からもらってきてみなさんに渡しましたし、薬理学の先生も見せてくれたと思います。
でも、もう忘れているかもしれない。
それで、2015年4月2日 第442号の毎日通信をもう一度読んでおいてください。↓
http://epa.hs.tmu.ac.jp/examination/nurses/daily_topics/2015_04/921.html
きっと思い出せます。
さて、次の問題に行きます。意外にスタンダードプリコーションの問題が出ています。
例えば
問題 スタンダードプリコーションで予防するのはどれか。 第101回 看護師国家試験 午前問題25 |
答は「4 院内感染」です。ここで次にいってはダメです。正答でない答を確認してください。
「1 誤薬」は薬を間違えてしまうこと、「2 誤嚥」は気管に食べ物や水などが入ってしまうこと、「3 患者の誤認」はわかりますか?患者さんを間違えてしまうことです。みなさんも鈴木太郎さんと鈴木次郎さんを間違えてお食事を渡しそうになったこともあるはず。それを「患者の誤認」といいます。それから「転倒」はわかりますね。廊下などで転ぶことです。「転落」は高いところから落ちることです。ベッドから、あるいはストレッチャーから。車いすから落ちることも転落ということばを使います。
というように、正答ではない答を確認しながら、専門用語をちゃんと覚えておいてくださいね。
スタンダードプリコーションにかかわる問題をもうひとつやりましょう。
問題 空気感染を防止するための防護用具はどれか。 第102回看護師国家試験 午前問題18 |
答は明日。 がんばって。