【看護国試】第106回 Aさん(70歳、男性)は、妻と長男との3人暮らしである。左被殼出血で入院し、歩行訓練および言語訓練のリハビリテーションを行い自宅に退院した。退院時の検査所見は、HDLコレステロール40 mg/dL、LDLコレステロール140mg/dL、トリグリセリド150 mg/dLであった。退院後、週1回の訪問看護を利用することになった。
みなさん、こんにちは。
さて、この時期は日本人学生たちはなんと採用試験(さいよう しけん:働きたい病院の試験を受ける)を受けなければならないんですって。試験問題や面接の仕方など練習しているらしいです。看護の雑誌に書いてありました。
みなさんは、ひとつ恵まれているのは看護師国家試験に合格したら、採用試験を受けなくても(受けるところもありますが、必ず合格すると思います)病院に就職できます。国家試験に合格すればいいだけです。今日も看護師国家試験の合格を目指して、がんばっていきましょう。
次の文を読み問いに答えよ。 訪問看護計画に取り入れる内容で最も優先度が高いのはどれか。 第106回 看護師国家試験 午前問題120 |
左被殻出血(ひだり ひかく しゅっけつ)はわかりましたか?
被殻はどこでしょうか。↓を見てください。
http://a-stroke-of-luck.com/lefthikakusyukketsu-1126外部リンク
麻痺がおこります。どこにですか? そうです、右側に麻痺がおこります。
それから、何が起こるんですか?失語が起こります。
それから、麻痺側の感覚障害(かんかくしょうがい)がおこります。
問題文にも「右片麻痺、麻痺側の感覚障害、運動性失語があり」と書いてありますね。
それは基本的なことです。わからなかった人は日本語でいえるようにしておいてくださいね。
問題は次の文です。
「一本杖や手すりを利用して自宅内を移動していた」一本杖というのは↓です。
http://oshare-tue.com/product/os0033/外部リンク
Aさんは酒屋(さかや:お酒を売る店)をやっています。
1Fに店舗(てんぽ:お店のことです)トイレ、浴室があります。
2Fに居室(きょしつ:すんでいる部屋です)があります。
「らせん階段(かいだん)」は知っていますか?↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9E%BA%E6%97%8B%E9%9A%8E%E6%AE%B5外部リンク
1Fと2Fにらせん階段があって、それを使います。「70歳で右の片麻痺があり、杖を使って歩いている人がトイレに行くときもらせん階段を使う」っていいのかしら。転ぶんじゃないかしら。でも、これは看護師国家試験の問題ですから、そのまま読んで考えるしかないんです。
訪問看護計画に取り入れる内容の答は「5 階段を昇降(しょうこう:のぼったり、おりたりすることです)する練習」でした。 う~む。大丈夫かな。
そう思っても答は「5」しかないですね。まあ、低いらせん階段なんじゃないかしら。そうよね。
では、ここで問題です。廊下などで転ぶことを「転倒(てんとう)」といいますが、階段やベッドなどの高い所から落ちることをなんといいますか。
答は明日です。がんばって。