【看護国試】第106回 キューブラー・ロス.E.による死にゆく人の心理過程で第2段階はどれか。

みなさん、こんにちは。 お元気ですか?
昨年、入国したみなさんは、2年目を迎えていることと思います。
日本語の勉強はいかがですか?
「来年、国家試験に合格しなくても、その次があるから大丈夫」と思っている人は誰ですか?
来年、合格する気持ちで、勉強してくださいね。
強い気持ちがないと国家試験は厳しいです。
昨日の毎日通信の「読めないですが、意味はだいたいわかります」「来年、国家試験に合格しなくても、その次があるから大丈夫」という日本語は合格する日までどうか忘れてください。

では、本日の問題から

キューブラー・ロス.E.による死にゆく人の心理過程で第2段階はどれか。
1 死ぬことへの諦め(あきらめ)
2 延命のための取り引き
3 死を認めようとしない否認
4 死ななければならないことへの怒り

第106回看護師国家試験 午後問題12

久しぶりにでましたね。この「キューブラー・ロスによる死にゆく人の心理過程」はたびたび、国家試験に出ています。

読んだことがあるかもしれませんが、on death and dyingという本の内容です。↓

https://www.amazon.co.jp/Death-Dying-Scribner-Classics/dp/0684842238外部リンク

これは看護学生の教科書にもでています。
例えば、「がん」という告知(こくち)がなされたら、みなさん、どう思いますか?
第1段階「否認(ひにん)」:そんなばかな。私はがんではない。と思う。➔そして第2段階「怒り(いかり)」:どうして私ががんになったんだろう。納得できない。怒りが起こります。➔第3段階「取り引き」:今度からまじめになりますので、がんを直してください。というような気持ちが起こります。➔そして、第4段階「抑うつ状態になり、➔第5段階「受容(じゅよう)」するという心のプロセスをたどる。とキューブラー・ロスは考えました。もちろん人間なので、「否認」を超えて「怒り」から始まる人もいますし、受容する前に亡くなる人もいるでしょう。
しかし、多くの患者さんからキューブラー・ロスはそういう心理過程をだどることを観察しました。

第2段階は「怒り」です。よって、答は「4」です。
本日はここまで。また、明日。