【看護国試】第106回 在宅で訪問看護師が行う要介護者の入浴に関する援助で適切なのはどれか。

みなさん、こんにちは。  
先日、学習会の関係法規の授業で、「出生届は14日以内に届け出ます」と先生が説明しました。すると候補者から「14日以内に届け出を出さないとどうなりますか?」と質問がありました。
「14日以内に理由がなく届け出を出さない人は、5万円の罰金を払います」といったら、「え~ッ」ですって。なんでも、「5万円」で驚いたらしいです。しかしながら、ポイントは5万円じゃないですからね。国家試験には罰金の問題は出ないと思います。あとで練習問題をやったら、「出生届は7日以内」と死亡届と間違えて答えていましたけど。 大丈夫かしら。

では、本日の一般問題です。

在宅で訪問看護師が行う要介護者の入浴に関する援助で適切なのはどれか。
1 入浴前後に水分摂取を促す。
2 浴室の換気は入浴直前に行う。
3 浴槽に入っている間に更衣の準備を行う。
4 入浴前の身体の状態の観察を家族に依頼する。

第106回看護師国家試験 午前問題68


なかなか、紛らわしい問題ですね。訪問看護師が自宅で入浴の支援を行う時に何をしますか。問題です。

1(〇)
入浴前後に水分摂取を促す。

2(×)
浴室の換気は入浴直前に行う。
換気かんきventilation)を入浴直前に行うと、寒くないですか?
ヒートショックを起こすことがあるので、直前には換気を行わず、浴室は温めておく必要があります。

3(×)
浴槽に入っている間に更衣の準備を行う。
なんでもそうですが、準備はすべて整えてからやりましょう。
患者さんが浴槽に入っている間に更衣(こうい:服を着替えることです)の準備をすると、患者さんから目を離すことになり、危ないです。

4(×)
入浴前の身体の状態の観察を家族に依頼する。
身体の状態の観察は訪問看護師がすべきことです。
家族に依頼してはいけないです。

本日はここまで。また、明日。