【看護国試】第106回 運動習慣が身体機能に与える影響で正しいのはどれか。

みなさん、こんにちは。 7月2日の日本語能力試験はどうでしたか? うまくいった? うまくいった人はうれしいけど、それほど喜ばないでね。うまくいかなかった人も悲しいけど、それほど悲しまないでね。 実は、N2の試験に不合格だった人も看護師国家試験に合格しています。N2の試験に合格した人でも看護師国家試験に合格しなかった人もいます。 看護師国家試験に合格し、病棟でリーダーをやり、会話も上手で、看護記録も上手に書いているEPA看護師さんはN3も持っていません。 看護師国家試験と日本語能力試験はまったく別の試験です。 来年の国家試験の合格を目指している人は、12月の日本語能力試験を目指すよりも来年の看護師国家試験に向けて、勉強をしたほうが有効と思います。 がんばりましょう。

では、今日の問題です。

運動習慣が身体機能に与える影響で正しいのはどれか。 1 筋肉量の減少 2 体脂肪率の増加 3 最大換気量の減少 4 基礎代謝量の増加

第105回 看護師国家試験 午前問題2

1(×) 筋肉量の減少      運動すると筋肉量はそのままか、増えます。 2(×) 体脂肪率の増加      運動によると体脂肪率(たいしぼうりつ:body fat percentage)は減少します。 3(×) 最大換気量の減少      最大換気量(さいだい かんき りょう:MVV;Maximal Voluntary Ventilation)は一番大きく息を吸って、吐いた時の空気の量です。      運動すると酸素がよく取り込まれ、呼吸筋も強くなって、最大換気量は増加します。 4(〇) 基礎代謝量の増加      運動すると筋肉の量が増えてエネルギーが消費されるので、基礎代謝量(きそたいしゃ りょう:BMR; basal metabolic rate)は増加します。

「減少」「増加」などのことばはわかりますか。意味を逆に覚えている人がいます。こわい顔したら、思い出したようです。しっかり覚えてね。 また、同じようなことば「低下」「縮小」なども看護師国家試験によく出てきます。 「低下」の反対語はなんですか?「上昇」「増進」などです。 例えば、「血圧が低下した」の反対は「血圧が上昇した」となります。 「食欲が低下した」の反対は「食欲が増進した」となります。 そういうまぎらわしいことばをまとめたものは、みなさんが持っている「看護師国家試験がわかる日本語」のP482に書いてあります。今日は赤字で書かれた単語のほかにそれも確認しておきましょう。 本日はここまで。また、明日。