12/27 脳・神経、感覚器その3

P20

 

第95回 最も順応しにくいのはどれか。

  • 1. 痛覚
  • 2. 嗅覚
  • 3. 味覚
  • 4. 視覚

 

解説

順応するというのは、慣れることです。問題文は「順応しにくい」なので、慣れるまでに時間がかかるもの・慣れないものを選べられれば正解です。

1. 

痛いものは痛いですよね。痛みに対しては最も順応しにくいです。◎

2. 

嗅覚は順応しやすいです。例えば、学校にいて昼食が終わった後の教室に入っていったときかなりの異臭を感じると思います。でも、部屋に入った時に感じた臭いがしばらくすると何も感じなくなっていませんか?

3. 

味覚も順応しやすいです。薄い味付けのものばかり食べていたら薄味に慣れるし、濃い味付けのものばかり食べていたらそれに慣れてしまうんですね。

4. 

視覚も順応しやすいです。明るいところから暗いところに行くと、最初は真っ暗で何も見えないのに、「目が慣れた」といって薄っすらと見えるようになる経験されたことあると思います。

 

 

P22

 第97回 近くの物を見るときの反応で正しいのはどれか。

  • 1. 両眼球の外転
  • 2. 瞳孔の収縮
  • 3. 水晶体の厚さの減少
  • 4. 眼圧の上昇

 

解説

1. 

近くを見るときは両方の眼球は内側を向くので内転です。

2. 

近くの物を見るときは、中脳の働きによって輻輳反射(寄り眼のこと)が起こり、瞳孔が収縮します。瞳孔を収縮させる神経といえば何でしたっけ?◎

3. 

近くを見るときは水晶体(別名:レンズ)の厚さは厚くなります。増加する、ともいいます。

4. 

眼の遠近調節と眼圧には関係はありません。眼圧とは何でしょうか?

 

 

第95回 近くを見るときに弛緩するのはどれか。

 

※図は資料参照

 

  • 1. ア
  • 2. イ
  • 3. ウ
  • 4. エ

 

解説

1. ア

アは瞳孔括約筋といいます。下で説明します。

2. イ

イは瞳孔散大筋で、こちらも下で説明します。

3. ウ

ウは毛様体小体で、チン小体と書かれているものもあります。近くを見るとき、これが収縮し、毛様体小体が弛緩します。すると、水晶体は厚くなる(増加する)ことで、屈折が大きくなり近くのものが見えるようになります。遠くを見るときは逆ですね。◎

4. エ

エは毛様体です。レンズの厚さを変えながら屈折を調節して、焦点を合わせる働きを持っています。これにくっつくいているのが毛様体筋です。

 

パソコンやスマホを見ていると、レンズが厚くなりますが、それは眼の周りにある筋肉の緊張状態が続くことになり、筋肉疲労によって目が疲れます。

 

よくカメラで写真を撮るときに「ピントを合わせる」という言葉を使うかと思います。眼では毛様体筋が収縮してピントを合わせています。老化によってレンズが硬くなると、ピント調節力も衰えるので、近くのものが見えにくくなります。それが老眼です。

 

◎遠くから近くを見るとき

毛様体筋が収縮→チン小体が弛緩→レンズが厚くなる

 

◎近くから遠くを見るとき

逆なので、弛緩→収縮→レンズが薄くなる

 

◎明るいところから暗いところへ

瞳孔括約筋が弛緩し、瞳孔散大筋は収縮する→瞳孔を大きくする。

瞳孔を大きくして眼球に入ってくる光の量を調節しています。

 

◎暗いところから明るいところへ

瞳孔括約筋が収縮し、瞳孔散大筋は弛緩する→瞳孔を小さくする。つまりは縮瞳ですが、縮瞳は何神経でしたっけ?

 

 

第85回 耳の解剖生理で正しいのはどれか。

a.耳小骨は4個ある。

b.平衡覚は三叉神経が支配する。

c.音は蝸牛(管)で伝えられる。

d.耳管は中耳内の圧を調節する。

  • 1. a,b
  • 2. a,d
  • 3. b,c
  • 4. c,d◎

 

解説

 a.耳小骨は3つでしたね。外側から何でしたっけ?

b. 平衡覚は内耳神経から枝分かれする前庭神経が担当しています。

c. 内耳にある前庭から平衡覚、聴覚は蝸牛管から蝸牛神経を通じて伝えられます。◎ d. 出入りができないと圧の調節ができないので、耳管から咽頭へと繋がっています。飛行機乗ったときや、ダイビングするとき耳抜きってしません?あれです。◎

 

 

第102回 中耳にあるのはどれか。

  • 1. 前庭
  • 2. 蝸牛
  • 3. 半規管
  • 4. 耳小骨

 

解説

1. 

前庭は内耳にあり、頭の傾きに感知します。

2. 

蝸牛も内耳にあり、音に感知します。

3. 

半規管も内耳にあり、頭の回転運動に感知します。

4. 

耳小骨(外側からツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨の順番です。)は中耳にあり、鼓膜の振動を内耳に伝えます。他に、鼓膜や耳管も中耳にあります。

 

聴覚器である耳は、外耳で音を集め、中耳に振動として送り、内耳で音を感じ取ります。

 

外部から取り入れた音を振動として内耳へと伝えていきます。内耳にある蝸牛管にはコルチ器と呼ばれる場所があり、ここではその振動をその先にある蝸牛神経、内耳神経に伝わるように変換する働きを持ちます。

 

P21の下の図にある前庭神経は、半規管と繋がっているのが分かるでしょうか?半規管は何の働きをしていたでしょうか?平衡感覚でしたね。それが分かれば、その先の神経は脳のどこに伸びていくかも自然と繋がっていくかと思います。

 

脳に伸びていってる黒い線が内耳神経です。内耳神経は、蝸牛神経と前庭神経で出来ています。

 

障害が起きると難聴になることもお伝えしました。伝音性難聴、感音性難聴といくつか種類があるので、ぜひ調べてみてください。

 

 

 

 

続く