【看護国試】第106回 包帯法の原則として適切なのはどれか。

みなさん、こんにちは。 お元気ですか。
さて、みなさんはスポーツはなにが好きですか。
インドネシアの人はバドミントンですか? サッカーの人気も高いですよね。
この時期、日本では「高校野球」です。高校生が集まって日本一になる試合をします。甲子園(こうしえん)というところでやっています。
テレビでも放送しています。 勝ったチームは喜び、負けたチームは悔しくて泣いています。この時期にしか、見られないスポーツですので、1試合2時間くらいです。見ますか? えッ、ルールがわからない? 

では、今日の必修問題をやります。
これは、学習会でも教えていないことでした。
なぜなら、今はあまり包帯ほうたいbandage)は巻かず、ネットなどを使っているので、まさか、包帯法が出るとは思いませんでした。

包帯法の原則として適切なのはどれか。
1 患部を強く圧迫する。
2 屈伸可能な関節は固定する。
3 中枢から末梢に向けて巻く。
4 使用部位によって包帯を使い分ける。

第106回 看護師国家試験 午前問題24

1(×)患部を強く圧迫する。
患部(かんぶ)というのは問題のある部分です。包帯を巻くときはきつく巻いてはいけないです。患部を強く圧迫すると血行障害や神経障害を起こす可能性があります。きつく巻かず、ゆるく巻かずに、固定をするということです。

2(×)屈伸可能な関節は固定する。
関節は屈伸できる程度に固定します。「えッ、どうやって?」と思うでしょう? 亀甲帯(きっこうたい)という巻き方があります。↓

http://houtai.kokoronoase.com/knee/外部リンク

ほらね、関節を固定せずに巻けるでしょう?

3 (×)中枢から末梢に向けて巻く。
心臓から遠いところから、近いところに向かって巻きます。
なぜなら中枢から末梢に向けて巻くとうっ血が起こる可能性があるからです。正しいのは「末梢から中枢に向けて」でした。

4 (〇)使用部位によって包帯を使い分ける。
指には指用の包帯、腕には腕用の包帯、胸には胸用の包帯と、使用部位によって使い分けます。
包帯の巻き方についてもっと知りたい方は↓です。

http://houtai.kokoronoase.com/外部リンク

本日はここまで。明日は秋葉原キャンパスで学習会があります。
秋葉原で会いましょう。