【看護国試】第106回 病床数300床以上の医療機関で活動する感染制御チームで適切なのはどれか。
みなさん、こんにちは。
今日はインドネシア人看護師さんからのメッセージがあります。
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みなさん、お元気ですか?
8月は涼しかったですが、最近はまた暑く夏っぽいですね。湿度も高く、じめじめという感じがします。今は日本でお米が実る時期ですね。
先日のことですが、通勤中に田んぼの上で小型のヘリコプターがぐるぐる回っているのを見ました。興味ありましたが、ただの遊びかと思い、先を急ぎましたが、よく見るとヘリコプター下の部分から何か出ています。それで、車を道にストップさせ、10分間ぐらいみていました。おじさん達は遊んでいたのではなく仕事をしていたのです。ヘリコプターから出ているものは米に悪い影響を与える虫を殺す薬でした。さすが日本と思いました。私は、田んぼの準備から、米を植える時、虫の薬を撒く時、最後に米ができて刈り取る時までみています。すべての作業には優れた技術が使われています。たまに国に帰り、日本の技術を借りて農業をしようかなと思う時もあります。できるかな。
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そうですね、そろそろおいしい新米(しんまい:今年できる新しいお米のことです)ができる頃です。しかし、米を作ることは看護師国家試験より難しいんじゃないかしら。
ということでみなさんは本日も、必修問題を考えてみましょう。
病床数300床以上の医療機関で活動する感染制御チームで適切なのはどれか。 第106回看護師国家試験 午後問題10 |
みなさんの国でも「院内感染(いんない かんせん)」は病院でチームを作って対応していると思いますが、日本でも同じです。
「感染制御(かんせん せいぎょ)チーム」ということばは新しいことばですね。感染をコントロールするチームということです。
選択肢を見ていきましょう。
1(×) 医師で構成される。
メンバーは医師だけではないですね。医師だけではナンニモできないです。看護師・検査技師・栄養士・薬剤師・看護助手など、病院で働く人たちで構成されます。
2(×) 各病棟に配置される。
病棟だけでいいんでしょうか。外来にも必要です。あるいは、手術室にも必要ではありませんか?病院によって、違いますが、各病棟以外にも配置されます。
3(×) アウトブレイク(out break)時に結成される。
アウトブレイクしたら、遅いんじゃないかしら。また、アウトブレイク以外でも感染をコントロールする必要がありますので、問題点を見つけて、対応を考えます。
4(〇) 感染症に関するサーベイランス(surveillance)を行う。
これは大事です。サーベイランを行って、フィードバック(feedback)します。
病院に勤めている人は、院内感染予防委員会(いんない かんせん よぼう いいんかい)というのがあると思いますので、その活動について、担当看護師さんに聞いてみてください。
本日はここまで。がんばって。