【看護国試】第106回 配偶者からの暴力防止及び被害者の保護等の関する法律(DV防止法)で正しいのはどれか。

みなさん、こんにちは。
先日、国家試験の勉強をしていて、みなさんが意外に小さな単語がわからず、答を間違えていることがわかりました。
精神看護学の問題だったのですが、「看護師が手渡す薬を拒否なく服用している患者の退院に向けた指導は何か」
という問題でしたが、「服薬の自己管理」が答なのに、「きちんと服薬しているので問題がない」と思い、その答えは選びませんでした。
どうも「自己管理」ということばがわからなかったらしいです。
患者さんが自立していくことを支援するため、「自己管理」は必要です。
単語をぜひたくさん覚えてくださいね。

では、本日の問題です。

配偶者からの暴力防止及び被害者の保護等の関する法律(DV防止法)で正しいのはどれか。
1 婚姻の届出をしていない場合は保護の対象とならない。
2 暴力を受けているものを発見したものは保健所へ通報する。
3 暴力には心身に有害な影響を及ぼす言葉が含まれる。
4 母子健康センターは被害者の保護をする。

第106回看護師国家試験 午前問題62

わからないことばはありましたか?

配偶者(はいぐうしゃ:夫または妻のことです)
被害者(ひがいしゃ:victim)
婚姻(こんいん:結婚のフォーマルないい方です)

DV:domestic violenceは知っていますか?
日本ではそれは法律で禁止されています。
選択肢を見ていきましょう。
1(×)
婚姻の届出をしていない場合は保護の対象とならない。
「婚姻の届出をしていない」というのは法律的に結婚をしていない
カップルのことです。その相手がDVを受けても保護の対象になります。
2(×)
暴力を受けているものを発見したものは保健所へ通報する。
発見した人は保健所ではなく、警察か「配偶者暴力相談支援センター」というところに通報します。
3(〇) 
暴力には心身に有害な影響を及ぼす言葉が含まれる。
「生きている価値がない」などひどいことをいわれている人もいます。そうするとだんだん、うつ状態になりますよね?たたいたりせずとも心にダメージが起こります。それも、暴力と考えます。
4(×)
母子健康センターは被害者の保護をする。
母子健康センターではありません。「配偶者暴力相談支援センター」が被害者の保護をします。

本日はここまで。また、明日。