【看護国試】第106回 保健師助産師看護師法に定められているのはどれか。

みなさん、こんにちは。
今日はインドネシア人看護師さんからのメッセージがあります。

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みなさん、こんにちは。お元気ですか。
寒い時期はまだまだ続いていますね。寒さにはもう限界ですか。日本は3月下旬まで寒いので、まだ早いですよ。私たちみたいに暖かい国から来た人にとっては大変と思いますが、一緒に頑張りましょう。さて、国家試験まで、あと1か月ほどですね。準備はどうでしょうか。ばっちりですか。国家試験では満点を取らなくても大丈夫ですよ。一般問題+状況設定問題で170点以上でいいです。ひとりひとりのみなさん自身だけでなく、看護師国家試験の合格を待っている人はたくさんいますよ。病院の方々もそうですし、秋葉原学習会の先生方も望んでいます。国家試験は簡単なものではないことを僕も分かっていますが、いつも「難しい」(negative word)と思ってしまうと本当に重たい感じがします。しかし、「できる」(positive word)と口にすると、なんとなくどこからか力が出てきてモチベーションが上がります。特に国家試験3回目の方は、最後のチャンスかもしれませんので、本当に落ち着いて試験の準備を整えてください。パニックで何を勉強すれば良いか、迷う人もいるかもしれませんね。とりあえず、3年目の方は今月いっぱいで状況設定問題を多めに練習した方がいいかもしれないです。いかがでしょうか。
みなさんはよく頑張っていますので、合格を信じています。

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では、今日の一般問題です。

保健師助産師看護師法に定められているのはどれか。
1 免許取得の臨床研修が義務付けられている。
2 心身の障害は免許付与の相対的欠格事由である。
3 看護師籍の登録事項に変更があった場合は2か月以内に申請する。
4 都道府県知事は都道府県ナースセンターを指定することができる。

第106回看護師国家試験 午後問題32

1(×)免許取得の臨床研修が義務付けられている。
日本の場合、医師は国家試験に合格し、医師免許を取ってから「臨床実習」といって、2年間、病院で研修をすることが義務付けられています。看護師は免許をとったらすぐにスタッフとして働くことができます。

2(〇)心身の障害は免許付与の相対的欠格事由である。
免許付与(めんきょ ふよ)というのは免許を与えることです。「相対的欠格事由(そうたいてき けっかく じゆう)」は難しかったですか?これは、「場合によって、免許を与えない理由」ということです。わかりにくいですね。看護師は誰でもなれるものではなく、国家試験に合格しても、犯罪の過去があったり、統合失調症などで看護業務をやることが難しかったりする人には免許を与えない場合があります。それは保健師助産師看護師法に定められています。
みなさんの場合は看護師国家試験に合格するだけで免許を与えられると思いますので、ただ、勉強してください。

3(×)看護師籍の登録事項に変更があった場合は2か月以内に申請する。
結婚等によって1family nameが変わったりしたときは30日以内に申請します。

4(×)都道府県知事は都道府県ナースセンターを指定することができる。
都道府県ナースセンターは「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に定められています。

ということで答は「2」です。

本日はここまで。
また、明日。