【看護国試】第103回 看護小規模多機能型居宅介護で正しいのはどれか。

みなさん、こんにちは。
今日はベトナム人看護師さんからのメッセージがあります。

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みなさん、こんにちは。さて、みなさんの国では11月に何か特別な日はありますか?ベトナムでは「教師の日」があります。以前にも載せましたが、やはりこの時期になると自然に思い出しますので、ベトナムの「教師の日」について少し紹介したいと思います。ネットで調べてみると世界では他の国にも「教師の日」があるようですが、ベトナムの「教師の日」は11月20日です。教師に感謝する日です。自分がまだ子供の時は家にあるお菓子や庭に咲いた花を持ち、友だち数人で、担任の先生の家に遊びに行きました。お菓子を食べて、おしゃべりして帰るという感じだったのですが、今では各学校で開校式や体育祭などと並んで一大イベントになりました。この日に向けて、各学級で学習の競争や、歌や踊りの練習など学生主催で行っています。日頃お世話になっている先生方に一番頑張っている自分達を見てもらい、感謝の気持ちを表します。「一文字でも先生」「先生がいなきゃ何もできない」ということわざがあります。その先生の教えを忠実に守り、なん十年も同じように定年になった先生にでさえ、毎年花束を持っていく元学生たちがいます。教育者にとっては自分が教えた学生たちが立派に成長したことが一番のご褒美(ほうび)のようです。みなさんも先生方の期待に応えられるよう頑張りましょう。

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なるほど。ベトナムには教師の日があるんですね。 私たちには花束も感謝も必要ないです。この時期バトミントンやフェイスブックをやりすぎずにお勉強して、国家試験の漢字がきちんと読めるようにしてくれたら、すごくうれしいです。

では、昨日の問題の答から

問題 看護小規模多機能型居宅介護で正しいのはどれか。
1. 都道府県が事業者を指定する。
2. 介護給付の施設サービスの1つである。
3. 看護師は常勤での配置が義務付けられている。
4. 要介護者の状態に応じて短期間の宿泊が可能である。

第103回看護師国家試験 午後問題58改

昨日の解答解説
解答 4
解説
解答・解説
1.(×) 都道府県が事業者を指定する。
事業所が個々に市町村に対して指定申請を行う。都道府県が一方的に事業所を指定するわけではない。
2. (×) 介護給付の施設サービスの1つである。
介護給付、および介護予防給付の地域密着型介護(予防)サービスの1つである。
3. (×) 看護師は常勤での配置が義務付けられている。
看護師、准看護師は常勤の必要はないが配置が義務付けられている。
4.(〇) 要介護者の状態に応じて短期間の宿泊が可能である。
要介護者の状態に応じて原則短期間の宿泊が可能である。宿泊日数に上限は設けられていない。

今日は小児への訪問看護についてです。
在宅では0歳児から9歳児までの小児が多いです。訪問看護の範囲は広く、小児はもちろんどの年代でも受けることが可能です。

小児の場合、身体的にも精神的にも成長することが考えられます。小児の訪問看護の場合は、子どもの成長を見越して訪問看護の計画を立てたり、看護師と親が連携したりすることが大切です。
さらに、小児の場合は看護面だけではなく、教育面でもしっかりサポートを受けられていることも大切です。成長発達を観察し、教育面での支援がきちんと受けられるように連携することも小児の訪問看護では重要です。

親と一緒にいることが大切な時期です。在宅で親と一緒に過ごしながら療養が出来る、そのためにも訪問看護は重要な役割を持っています。
では、ここで問題です。

問題 小児への訪問看護について間違っているものを選べ。
1.必要時各種制度を利用する提案を行う。
2.在宅でも扱える人工呼吸器や各種モニターの開発が進み、重度の障害があっても家庭で過ごすことが可能になっている。
3.家族に医療機器の操作やケアの方法、緊急時の対応などを指導し、療養生活が送れるように支援する。
4.母親の育児能力が低くても、母親を主たる介護者として指導をしていく。

オリジナル問題

本日はここまで。明日は秋葉原キャンパスで小児看護学の学習会があります。
では、また、明日。