【看護国試】第106回 神経伝達物質はどれか

みなさん、こんにちは。 
さて、みなさんはどれくらいの日本語の単語を知っていますか?
この間、殿部(でんぶ)という単語がわからない候補者がいました。殿部はおしりのことです。ぜひ、覚えてください。筋肉注射の問題が出る時など、必ず出る問題です。
また、「下腿(かたい)は?」といったら、足背(そくはい)を指している候補者もいました。関連して背屈(はいくつ)も底屈(ていくつ)もわかりませんでした。単語をどれだけ知っているかは、国家試験の点数に直接影響します。
「読めないですが、意味はだいたいわかります」という人もいます。
「読めないですが」というのはどういうことですか?読めなかったら記憶することは難しいです。「意味はだいたいわかります」は本当は「わからない」ということです。EPA看護師候補者は漢字を書けなくても「読めて、意味がわかります」以外はいってはいけないんじゃないかしら。
練習問題で答があっていることよりも、練習問題の単語の意味がわかっていることの方が大事よ。

では、今日の必修問題から

神経伝達物質はどれか
1 アルブミン
2 フィブリン
3 アセチルコリン
4 エリスロポエチン

第106回看護師国家試験 午後問題11

1(×) アルブミン
これは、血漿タンパクのひとつですね。

2(×) フィブリン
血液が凝固(ぎょうこ)するときにトロンビンの作用によって血漿タンパクのひとつであるフィブリノーゲンから発生するものです。神経伝達物質ではないです。
  
3(〇) アセチルコリン
運動神経や自律神経の節前線維、副交感神経節後線維から出る神経伝達物質です。

4(×) エリスロポエチン
腎臓から出るホルモンです。

ということで「3」が正解でした。

本日はここまで。また、明日。