【看護国試】第100回 パーキンソン病患者がすくみ足を軽減させる練習をするときに、看護師が行う助言で適切なのはどれか。

みなさん、こんにちは。
今日はインドネシア人看護師さんからのメッセージあがります。

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みなさん、おはようございます。お元気ですか。10月はもうそろそろ終わりですね。時間が経つのは本当に早いですよね。みなさんの所にはもみじはありますか?春の桜はきれいですが、秋のもみじも負けないぐらいきれいです。この季節になると、寒くなってきて、風邪をひきやすい状態です。私の家では、夏に着ていた服を少しずつ箱にいれて、暖かい服を別の箱から出しています。これを衣替え(ころもがえ)というそうです。出す時の作業はちょっと大変ですが、箱から出した服はしばらく着てないので、新品のような気がします。暑い時期から寒い時期に変わり、自分も何か変わっていると感じます。さて、皆さんは、何か変わりましたか?

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では、昨日の問題の答から

問題 パーキンソン病患者がすくみ足を軽減させる練習をするときに、看護師が行う助言で適切なのはどれか。
1. 歩行器を使うよう勧める。
2. メトロノームを使うよう勧める。
3. 補助者と手をつないで歩くよう勧める。
4. 歩行時はかかとから足をつくよう勧める。

第100回看護師国家試験 午後問題65

解答 2
解説
1. (×) 歩行器を使うよう勧める。
歩行器は転倒予防になるが、すくみ足を軽減させるための練習にはならない。
2.(○) メトロノームを使うよう勧める。
足が出る場所に印があったり、メトロノームを使ってリズムをとることで、すくみ足を軽減する効果がある。
3. (×) 補助者と手をつないで歩くよう勧める。
手をつないで歩いても、すくみ足の軽減にはつながらない。
4. (×) 歩行時はかかとから足をつくよう勧める。
小刻み歩行や突進歩行の軽減につながる方法である。

今日は感染症です。
感染症に対する抵抗力が弱い高齢者です。
免疫細胞のT細胞の生産が行われる胸腺や、リンパ球をたくさん含んだ脾臓が加齢とともに萎縮するからです。胸腺は加齢とともに萎縮し、60歳代には最大時の40%にまで縮んでしまいます。
また、生活習慣病も増加し、免疫機能の低下に伴い、さまざまな感染症にかかりやすくなります。
高齢者の感染症でよく出会うのは以下の感染症です。
・風邪、インフルエンザ
・肺炎
・尿路感染症
感染性胃腸炎、食中毒
MRSA
結核

高齢者の場合は、病院や施設などの集団感染が課題になります。
感染症対策の基本は老年でも成人でも同じです。一度感染してしまったら、合併症も起こしやすく悪化しやすいのが高齢者です。
ここで問題です。

問題 高齢者の多い病棟の院内感染防止対策で正しいのはどれか。
1. 抗インフルエンザウイルス薬を予防的に投与する。
2. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌皮膚保菌者は隔離する。
3. 緑膿菌が検出された褥瘡部のケア時はマスクを着用する。
4. ノロウイルス食中毒患者の排泄ケア後は衛生的手洗いを行う。

第96回 看護師国家試験 午前問題109

本日はここまで。また明日。