【看護国試】第106回 アルドステロンで正しいのはどれか。

みなさん、こんにちは。
さて、12月23日(土)に必修問題の模擬試験をやりました。
利尿剤の作用についての問題があったんですが、「これはわかりましたね。『浮腫の軽減』です」と簡単に説明しましたら「いいえ」という看護師候補者がいました。「じゃ、なにを選んだんですか」というと「え~と、2番の『血圧のじょう…(上昇)』」といいかけたところで、自分の間違いに気づいたようです。利尿剤の作用なら「血圧の低下」でしょう?たぶん、「血圧の低下」と知っていたので、選択肢に「血圧の上昇」と書いてあったのに、「血圧の低下」と勝手に思い込んで読んじゃったんじゃないかしら。
このように自分が、「わかったッ」と思った問題には注意です。
こんなところで間違えてはもったいないです。おちついてね。

では、今日の一般問題です。

アルドステロンで正しいのはどれか。
1 近位尿細管に作用する。
2 副腎髄質から分泌される。
3 ナトリウムの再吸収を促進する。
4 アンジオテンシンⅠによって分泌が促進される。

第106回看護師国家試験 午後問題27

アルドステロンaldosteroneは知っていますか?
どこから出ますか? そうです、副腎皮質からです。
作用はなんですか? そうです、Naの再吸収です。
答は「3 ナトリウムの再吸収を促進する」です。

1(×)近位尿細管に作用する。
集合管に作用します。

2(×)副腎髄質から分泌される。
上で説明しました。

4(×)アンジオテンシンⅠによって分泌が促進される。
レニンによって作られたアンジオテンシンⅠはアンジオテンシン返還酵素(ACE)によってアンジオテンシンに変わりこれがアルドステロンの分泌を促進します。

国家試験は、複雑なメカニズムよりも、基本的なことをたくさん知っていた方がより点数が取れると思います。
あまり時間がなくなってきたので、難しいことよりも、簡単なことをしっかり理解しておいた方がいいかもしれません。

がんばって。 では、明日は秋葉原キャンパスで模擬試験があります。

9:50に集合してください。 時間厳守。